↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイムリープは1日1回5分まで  作者: 大野春
chapter.05 あなたに近づく夏
PR
87/185

2-1.最低


「今年の夏は暑いです」

「最高記録を更新し・・・」

「異常気象により・・・」

「熱中症にはお気をつけ下さい・・・」


どのチャンネルのワイドショーも、アツアツの地球について面白おかしく報道している。

僕は着ていく服に悩み、カバンの中に入れる翌日の服にも悩んでいた。


そう、今日から高嶺さんの別荘で、常夏の一泊二日のお楽しみ会が開かれる。


僕と茂木、高嶺さん、そして・・・加代子さん。


二週間前、僕は加代子さんに嘘をつき、加代子さんとキスをした。

ちなみに、2時間ぐらいキスをしたが、それ以上の事はしていない。

どこかで僕と加代子さんは正気に戻ったのだ。そこからちょっと気まずい。


そして僕はキスをしたいが為に、嘘をついたのだ。加代子さんに好きだと嘘をついた。



僕は最低だ。最低人間である。




加代子さんはそんな事など知らない。逆に、僕に馴れ馴れしくなった。


本当は、今日も行くか迷ったのだが、高嶺さんと近づけるチャンスなのだ。キャンセルする訳にはいかない。



早速家を出て、加代子さんと一緒に駅に行き、茂木と合流し、高嶺さんの家に向かう。


二度目の高嶺さん家は、やはり大きい。


家の前に、高級な車が停めてある。

以前見た、庭師の方が運転席に、高嶺さんが助手席に座っており、僕らを見た瞬間、車から降りてきた。


「こんにちは。お待ちしておりました。早速、車に乗ってください。」

「すっげぇー」

クルマ好きの茂木がこの車を一周見渡すのを待ち、後部座席に、僕、加代子さん、茂木の順番で乗る。

2人乗りの後部座席だが、3人が詰めても余裕であった。



「早速いくぞー」

運転席の庭師の方、、、確か坂山さん、坂山さんが運転し、車が進み出す。



「ここから何分くらいなんですか?」

茂木が聞く。


「3時間程度です」

高嶺さんが答えた。


想定外のロングドライブ!!!




僕は耐えられるだろうか。



なぜなら

隣の加代子さんがこっそり僕の手を握っているからだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。