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タイムリープは1日1回5分まで  作者: 大野春
chapter.04 ルール違反
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2-1.ひし形のキラキラ


「えーっ!七星ちゃんの親戚!?」

クラスが盛り上がっている。


加代子さんの登校初日、彼女は七星の親戚という事で、早くも受け入れられている。

僕では絶対にできない事だ。


「ああ、やっぱりカヨコじゃん」

トウマが加代子さんに語りかける。

黙る加代子さん。


僕の記憶では、トウマは加代子さんに対しては何もしていないが、止めることも無かった気がする。加代子さんは少しビクついているようにも見えた。


「よろしくな」トウマは笑顔を見せ、それ以上は何も言わなかった。


その時、教室に入ってくる女神。


高嶺さんだ!!!!!


やはり高嶺さんは神がかり的な可愛さである!


さて、高嶺さんは、加代子さんにどんな反応を見せるのだろうか?




「あなたが藍田加代子さん?」

「は、はい」

「よろしくお願いします。高嶺依子です。わからない事があれば、なんでも言ってくださいね」

にっこり笑顔の高嶺さん。

これが漫画やアニメなら、僕は間違いなく、背景にひし形のキラキラを付けるだろう。女神は実在するのだ!



そんな一部始終を遠くから見る僕。


よく見ると茂木の様子がおかしい。


「どうした?茂木?」僕は問いかける。

「お、お前、あれが昨日言ってた同級生か?」

「う、うん。やっぱり同級生だったよ」

「お前も隅に置けない奴だな」

「え?」

何故か茂木は不機嫌そうである。加代子さんが思ったより美人だったからなのだろうか。




「お早う御座います」



気がつくと目の前に絵留くんがいた。


「お、おはよう」


「昨日はばったり会いましたね」

「そ、そうだね」


ここで会話が途切れそうであるが、転校生が話しかけてきてくれているのだ。

何か会話を繋げなければ。



「き、昨日は美和子さんと一緒だったの?」

「はい」

「そ、そうなんだ」


やはり会話は止まってしまった。



一通りクラスの盛り上がりが終わり、七星がいつも通り僕の隣の席に座る。


(イメチェン大成功ね)ひそひそ語りかけてきた。

(そうみたいだね)僕も答える。



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