プロローグ
心地よく眠っていたところ、3度に亘るスマートフォンの通知音が私の睡眠を遮った。
仕事の連絡かもしれないと頑張って目を開けようとしても、動いているのは上瞼ではなく眉のみであった。確認せずにもう一度寝てしまいたいなんてことを思う反面、仕事関係の重要な連絡かもしれないと思うと早急に確認しないといけないため、殆ど開いていない目を擦りながら洗面台に向かう。
顔を洗いようやく目が覚めた。歯ブラシを咥えベッドの脇に置いたままのスマートフォンを手に取り、先ほどの通知に目を通した。
”もう起きた頃かな?”
”今日は18時ごろには会社を出れそう”
”必要なものがあれば帰りにスーパーに寄るからメッセージに残しておいて”
仕事の連絡ではなかったことに安堵しつつ、
「もう少し寝ていたかった」
とつい零れてしまった。
消耗品はストックがあるため心地よく眠っていたところ、3度に亘るスマートフォンの通知音が私の睡眠を遮った。仕事の連絡かもしれないと頑張って目を開けようとしても、動いているのは上瞼ではなく眉のみであった。確認せずにもう一度寝てしまいたい。仕事関係の重要な連絡かもしれないと思うと目を擦りながら洗面台に向かう。顔を洗いようやく目が覚めた。歯ブラシを咥えベッドの脇に置いたままのスマートフォンを手に取り、先ほどの通知に目を通した。
”もう起きた頃かな?”
”今日は18時ごろには会社を出れそう”
”必要なものがあれば帰りにスーパーに寄るからメッセージに残しておいて”
仕事の連絡ではなかったことに安堵しつつ、
「もう少し寝ていたかった」
とつい零れてしまった。
日用品はある毎月第1日曜日に1か月分購入する。そのため日用品を買ってきてもらう必要はないが食品は別だ。少なくなったら買い足す。歯を磨きながら冷蔵庫の中の食材を確認する。とはいっても今日は金曜日で土曜日、日曜日、祝日が完全休みの彼。今日明日分のみの買い出しで済みそうだ。普段、土曜日は私の気分転換のために二人で出かけている。とはいっても遠出というわけではなく家の近くのカフェでランチをしたり、たまに夜景を見に行ったりお互いの好きなものを二人で楽しむ時間にしている。今週は月曜日が祝日のため日曜日をお出かけの日にしようとなったのは先週の土曜日のドライブの帰りだった。私の仕事を考慮してくれてのことだった。そんな彼に通知音で睡眠を妨げられたからと一瞬でもイライラしてしまったことが恥ずかしく感じた。
”卵、シイタケ、三つ葉、エビと鶏肉を買ってきてほしい”
淡白なやり取りだが、お互いにこのスタイルを気に入っている。メッセージアプリは連絡事項のみで済ませていいので、今回の起床確認と会社を出る時間帯の連絡に対しては既読だけで良くて、今回のように必要なものがあればメッセージに残し、必要なものが無ければその旨をメッセージに残す。お願いされた場合は確認した段階で既読をつけるだけでなく反応を残す。できるだけ不必要なところに労力をかけないという意見の一致でいつの間にかこのスタイルでのやり取りが定着していた。親や姉にはそっけないとか事務的すぎるなんて言われるが、この温度感が心地よい。無理して連絡をしたり、背伸びを強いられるような温度感が苦手だった。いつも周りに合わせておどおどとしていた私だけど彼と出会って変われた。




