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傍若無人なる至高の聖女  作者: 抹茶な紅茶
セル―カ王国の復興
43/93

戦争の始まりだ!!



ブルジュ港の桟橋では、

サラが率いるメイド姿のメアたちと ユリティーナ姫率いる騎士団が睨みあっていた。



「ひさしぶりね! 姉上と呼ぶべきかな!? ユリティーナ姫!! 」

「妹s!! な・・なぜ ここにお前が!! 」

動揺しまくり、後ずさりするユリティーナ姫。


「わ・・わらわは・・・話会いに来たのじゃ・・ね! ほら 姉妹同士だし・・」

言葉が震えているが、当初の目的通りに話し合いで、うまく事を済ますしかない!



だが、動揺し驚くのは姫だけではない!

副団長ラウリをはじめ騎士団たちも、動揺を隠せない

「妹?? 猫耳だが・・・ 確かに姫様と顔が似ている!」


ユリティーナ姫陣営のざわつきを見て サラは勝利を確信し とどめの一言をいれる!

「ようこそ 復活したセル―カ王国へ! そして、ユリティーナ姫には捕虜になってもらいます。

言いたいことがあるのなら牢屋の中で聞きますよ!!」



「なに!」


さすがに、捕虜という言葉は聞き逃さない!!

ユリティーナ姫は身構え、大男のラウリは鬼のような表情になる。

もちろん! 騎士団たちは すかさず腰にぶら下げている剣を抜き、戦闘態勢にはいる。



「ふっふふふ」

不敵な笑いとともにサラが片手を上げると、埠頭付近の建物裏に潜んでいた黒い影が飛び出し、

疾風のごとくユリティーナ姫をふくめた騎士団を完全に包囲した。


彼らはミレイユ聖女帝国のキシ200名!!

ユリティーナ姫一行の騎士団30名より数が多く、重武装装備で身をかためていたのである。





ユリティーナ姫たち騎士団は 包囲されているが 得意の魔術で、これぐらいの敵を吹き飛ばすのはたやすい!!

姫は、すかさず魔法詠唱を唱えるが、その時! 頭上に何か違和感を感じた。


太陽の光に照らされているが、なにかよく分からないひらひらとした白いものが、

空をふわふわ浮いている。


「うっ!   また、妹がでた」



聖女皇帝にふさわしい純白のドレスに 首から肩に垂れ下がる長く白い領巾ヒレを風になびかせながら、

ミレイユは 空中浮遊魔法で、空高くから現れたのである。

なぜか 白い鳩がミレイユの周りを飛ぶという演出つきでもある。


ちなみに、下から覗かれてもいいようにドレスの下にズボンをはいてます。



騎士団たちは、 黒髪だが、これまたユリティーナ姫に似た少女が空から現れたので驚く。

姫様と似た顔の少女が二人も!!

姫様がいっぱい!!!


副団長のラウリは なにかに気付いたようだ。

その昔、ユリティーナ姫の黒髪をした妹君のことを聞いたことがあった。   

黒髪の・・・・たしか・・・おかしな噂を聞いたことがある!!!





ユリティーナ姫は上空で勝ち誇ったように見下しているミレイユを睨んだ。

(見下すように見えてしまうのはユリティーナ姫の主観であるww)

「よくも!」

今までの屈辱を思い出したのか、黒い瘴気を吐き出しながら、ユリティーナ姫は魔弾を同時に5つ発動し、

ミレイユに撃ち込もうとした瞬間、絶望してしまった。



青い空一杯に大量の美しい魔方陣が花開いたのである。

花火のように美しいと一瞬思ったが、ユリティーナ姫は我にかえった。

「うそ! そんな大量の魔方陣が・・・」


ミレイユは自身に魔法防御幕を張りつつ、100個もの魔方陣を同時に発動したのであった。

ユリティーナ姫の同時魔法が5個にたいして、ミレイユは100個以上

それも浮遊しながらである!!

ユリティーナ姫の魔力を はるかに上回る魔力量と質の高さがあるに違いない。

実力に圧倒的差があったのである。



ラウリは すかさずユリティーナ姫の前に飛び出し その巨体を盾にして、姫を守ろうとした。


「ラウリ! 」

ユリティーナ姫は悲鳴に近い叫びを上げる。

そして・・・姫の目の前が真っ赤に燃えた。 まるで地獄の業火のように・・・

「いやぁぁぁぁぁ」



ミレイユの放った魔弾100発が、ユリティーナ姫と騎士団の周囲を円を描くように着弾し爆発したのである。

もちろん、彼らに被害がでないような位置での着弾である。

ユリティーナ姫の周囲360度、完全に炎の壁に覆われ、強烈な熱が肌に伝わっていく。

なんて威力、なんて数の魔弾を同時詠唱しているの!!


炎が衰え、視界が再びクリアになると、また頭上に浮かぶ、黒髪の白いドレスの少女が再び、100個の魔方陣を生み出していた。

妹が怖い! 黒髪の悪魔にしか見えない。


「やめて~  助けて~ 助けて~」

ユリティーナ姫はおもわず叫んでしまったのである。

彼女は完全に戦意を失い降伏の意思を伝えた。


「姫様!! しかし・・・」

ラウリはユリティーナ姫を見ると、完全にうなだれ無気力になっていた。

「妾の騎士団を・・・・勝てない戦いに・・・ うっぅう」

ラウリの胸の中で泣くユリティーナ姫!!



 



サラは両手を腰にあて勝利のポーズをしている。

「ほっほほほ~  これが僕の実力よ!!」

大見得を切っている!!

実際に実力行使をしたのはミレイユなのだが・・・とりあえずサラは大見得を切る!!




その後、ユリティーナ姫と騎士団30名は ミレイユ聖女帝国のキシに拘束され、

とりあえず、サラの指示でピラミッド宮殿地下の牢屋に放り込むことにした。




停泊中の帆船に乗っている元海賊たちは 一連の出来事の一部始終を見ていた。

忠誠の対象となるユリティーナ姫がキシたちによって拘束された姿を目撃してたのである。

元海賊たちは動揺し怒りをあらわす。

「なんてことだ」

「今こそ! 我らが動くとき」

「姫様を取り返すのだ!!」



ユリティーナ姫を奪還すべく5000名近くの元海賊たちは怒りにかられ下船!!

広くもない桟橋に元海賊たちが ひしめくように走る。


「我らの姫を返せ!」

口々にさけぶ声。 各々が持った武器を片手に挙げて突入してくる。



迎え撃つは サラとメア・・そして200名の聖女帝国のキシ隊!

魔法・魔弾を撃つ準備は出来ている。 

「この程度の雑魚連中では 僕に勝つことはできないよ」

キシ隊の先頭でサラは仁王立ちをして 迫りくる元海賊たちを睨む!!


今!! ブルジュの港が血に染まろうとしていた。




そこに空中浮遊した黒髪の少女が、彼らの頭上に現れ、澄んだ美しい声が港中に響きわたった。

「みなさん! おちついてください」

海賊たちは ハッとした感じとなり頭上を見上げる。


まるで姫君と同じ声!

いや・・・よく見ると髪の毛の色は違うが、姫様と同じ顔している。


元海賊たちは、空中に浮かぶ姫君そっくりの少女を凝視していると、

その少女の真上上空に空を覆うばかりの巨大な魔方陣が出現したのである。


ミレイユは 人の心を落ち着かせ穏やかにさせる効果(洗脳とも言う!!)のある広範囲ヒール魔法を港付近一杯にかけたのであった。


・・・・・ 心落ち着く空気感、 心地よい花の香り、

蝶のような白い羽が上空を飛び交い、暖かい太陽が元海賊たちを照らす。


そのとき彼らは、頭上に女神を見た。

間違いなく女神だった。  光輝く美しいオーラをまとい、我らをうつくしむように眺めていた。

太陽の光がスポットライトのように、天使少女を照らし、空中に浮かび上がらせている!!


「聖女帝国女帝にて聖女であらせられるミレイユ陛下でありますぞ!!」

サラは叫びつつ魔具端末を操作し女神降臨にふさわしいクラシックBGMをかけた。

雰囲気は絶好調である。  

元海賊たちは 徐々に洗脳されていく。


BGMと共に どこからか、少女の歌声が心の中へと響き、夢うつつとなる。

なにやら心が落ち着き幻影、幻想が見え始めてきた。


目の前に羽の生えた妖精が飛び交うのが見える!

ピンク色のクジラが空を飛んでいる!!

紫色のカバが何かを囁きかけてきた。

幻影と幻聴のオンパレード!!


あきらかに 危ない薬をやってる症状とそっくりである。

どこかの異世界なら、まちがいなく警察行きとなるであろう。


サラでさえ、おもわず洗脳されかけた。

「危ない! 危なすぎる! おねー様の洗脳魔術は危険すぎる!!」

サラは猫耳を揺らしながらジャンプを繰り返し、洗脳回避をするのであった。

ジャンプ! ジャンプ! ジャンプ!





元海賊たちは空を見上げ、体を震わしていた。

何かの幻を見ているのか!?  何かの啓示を受けたのか!?

そして、何やら叫びだした。

「せ・・・聖女様! われらは聖女様に永遠の忠誠を誓います!!」

「聖女様~~ 我らの忠誠を~」


今! M化し洗脳しやすくなっている彼ら元海賊たちは、

ユリティーナ姫からミレイユへと忠誠の対象が移行した瞬間であった。


ユリティーナ姫配下の 元海賊5000名を そのまんま、ミレイユの配下としたのである。

彼らはその後、ミレイユ聖女帝国の初期国民の栄誉をあたえられた!?と歴史書には記されているww



空中に浮遊するミレイユの元に集う元海賊たち。

「聖女! 聖女! 聖女!!」


なにかの親衛ファンクラブのように連呼をする元海賊たち。

元海賊たちがペンライトを振り光の線を描いている。

なにやらスモークが焚かれ始めた。

スポットライトが交差する!!

BGMが鳴り始めた!!

(元海賊たちにペンライトを配ったのはサラである。ちなみに、スモークを焚いたのもサラである)


ミレイユも思わず 場の雰囲気にのまれ なにやらその気になっていく。

ノリノリになるミレイユ!!

思わず歌と踊りを披露してしまうのであった。


ミレイユはアイドルになる!!

   


「ら~ら~ら~ら~ら~♪」


「きゃほ~ 聖女様!」

「聖女! 聖女!」

元海賊あらため聖女親衛隊はペンライトを振りながら熱狂しまくる。

聖女とアイドルは紙一重!!!


ついでに サラは花火を上げたり屋台をだしたりと、お祭り騒ぎにしてしまうのであった。





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サラはとりあえず、エルノスティ国王と相談して

一時的に元海賊たちを、ブルジュの町に住んでもらうことにした。


そうです 一時的である!!

彼らは、聖女帝国の初期国民になってもらう計画。

早急に、唯一の聖女帝国領土である南海島を埋め立て、町をつくる必要があるのだ



「急げ~  南海島埋め立て帝都建築計画だ!!」

サラはすぐに計画書と設計図をもとに、メアとキシたちに命じて建設作業をはじめるのであった。


この日から南海島とブルジュ港を聖女帝国の高速輸送船が、資材やキシたちを乗せて、

行きかう日々が続くようになる。



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ここはブルジュ ピラミッド宮殿の王の間。

天井がたかく、広々してるが、急づくりのため、わりと殺風景な王の間である。


その玉座にエルノスティ国王、となりには王妃(仮)のルナーリア

パンダの着ぐるみなど来ておらず、ちゃんとした正装をしている。 



そして、玉座の前では、ミレイユとサラが椅子に腰をおろしている。

エルノスティ国王とミレイユ聖女皇帝は対等というわけである・・・のだが・・・


・・・・エレオノーラ王女と侍女大臣のパウネリアも

その横でテーブルに座り お茶をすすっているので、身分とか、おかまいなしの状態である。


・・・・この再建したセル―カ王国は実質。この4人で運営しているというか・・・

人間が4人しかいないのである。

(エルノスティ国王、ルナーリア王妃(仮), エレオノーラ王女, パウネリア侍女大臣) 



「復興宣言をしたはずなのに、貴族、官僚が誰一人かえってこない!」

エルノスティ国王は苦笑する。



「でも・・・宮廷料理人が数名ほど帰ってきてくれたおかげで、食事の質はあがりましたよ」

王妃(仮)のルナーリアは国王に耳打ちした。


「そうか! 素早く帰ってきた料理人たちには、なにか称号をあたえないとな!!」



そんな会話の中、サラは魔具の調整をおこない、3D投影装置の映像を投影できる準備が完了した。

「えっと・・エルノスティ国王陛下  現在、偵察させている者からの映像を投影します」


「うむ!」


3D映像には ブルジュを取り返すべくヴィジャナル王国軍3万が荒野を進撃する映像が映っていた。


「やつら! やはりブルジュに向かってきたか!!」

エルノスティ国王と王妃(仮)のルナーリアは、兵力が圧倒的に不利にもかかわらず、

獲物を睨む捕食者の目をしていた。

この二人は、まさに戦闘民族!!!


「ミレイユ聖女帝国はブルジュに近づくまえに ヴィジャナル王国軍に対して攻撃を仕掛けるつもりです。

奇襲ですね! 」

サラは嬉しそうに発言した。

サラも同じく戦闘民族である。


その横で、お茶をすすっているエレオノーラ王女と侍女のパウネリアの目がきらきら輝いていた。

この人たちも・・・戦闘民族の疑いあり。


この中で、平和主義なのは私だけじゃないかと考えるミレイユだった。


「よし! セルーカ王国攻防の決戦を俺、自ら先頭に立つ!」

エルノスティ国王は王座から立ち宣言した。

「エルノスティ様、私もついてまいります」

ルナーリアも立ち上がる。


ついに戦闘民族の戦闘宣言!!


「私たちも ついていきましょうか!」

エレオノーラ王女と侍女のパウネリアも立ち上がる。


同じく戦闘宣言!


・・・・・・私も立ち上がらなきゃだめ!?

ミレイユはどぎまぎする。


「みんなで遠足気分でいきましょうか!!」

サラは嬉しそうに言った。

遠足気分でいくと痛い目に合うパターンです!!



あ~私もいくことになったのね!!

そして ミレイユは思わず片手をあげて、戦闘宣言的なことをしてしまった。


「聖女陛下の戦闘宣言をした!!! これで勝ったも当然よ!!」

ミレイユを崇拝するエレオノーラ王女の歓喜とともに、叫んだ。


「お~  姉から聞いていた必殺魔法をぜひに見たいものだ」

エルノスティ国王の期待の目がミレイユに刺さる!


いたったたたた~~







--------------------  To Be Continued ヾ(^Д^ヾ)  本格的な戦闘が・・・・





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