南海島の大決戦じゃなかったです!!
ユリティーナ姫による特殊な拷問!?によって 海賊たちを惑わせたあげくに忠誠を誓わせ、
ついには100隻もの海賊連合艦隊をつくり上げた。
目指すは妹sが立て籠もっていると思われる南海島である。
しかし、まるで呪われたかのように目的地である南海島に到着できない!!
まるで 終わる終わる詐欺のように次々と困難、余計な事件に巻き込まれ続け、
ユリティーナ艦隊戦記とかいう物語が100巻ぐらい書けそうなほどの冒険をしてきた。
そんな困難も、もうすぐ終わる!
目的地が目と鼻の先まで迫っているのだ。
いよいよ冒険物語の最終話である。
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ここは、波の静かな紅茶海。
青空を背景に大小100隻の帆船が いくつもの白い航跡波を作り、海を滑るように進んでいく。
実に平和を満喫できるような航海日和。
明るい日差しが海面を照らす。
目的地の島を目視できるところまで近づいてきている。目的地まであと少し!!
ユリティーナ艦隊の総旗艦である偽装貿易船の船首にて、長い金髪をした女性が仁王立ちしている。
某物語のまねごとである!!
「姫様! なにか巨大な白い建造物があります!」
副団長のラウリは、平原の海に突如として現れたような四角い建物を指さす。
「なんじゃ! あの異様な建物は・・・・いもう・・・いや!! とりあえず近づいてみるのだ」
聖女帝国領・南海島は メアやキシたちによって要塞化されていたのである。
300m四方の島の周囲を城壁のような重厚な壁が 完全にとり囲み城門さえもない。
島の出入りを飛空船でのみで行うことを前提とした要塞である・・・・わけではなく
城門を城壁と同じ材質にしているため、かなり接近しないと、城門だと判別しにくいのである。
外部からは高さは25mほどの城壁で囲まれているように見えるが、
実際は、箱型の窓のないビルディングのような造りとなっており、
屋上には、円盤型飛空船が着陸できる設備となっている。
そうです! この南海島の自然を完全に叩き潰し、
近代建築ビルのようなものを・・・・
いや・・・・面白味のないただの四角形の箱を建ててしまったのであるww
ちなみに、このビルの一階には、ダンジョンに入れる仕組みとなっており、
現在でもキシたちによって採掘がおこなわれている。
そんな南海島の周辺を 大砲の射程外と思われる程度の距離をおいて
ぐるぐるとまわり建造物の様子を伺うユリティーナ海賊連合艦隊。
「城門どころか、ドアすらありません!!」
「妾の艦隊が これだけ周りをまわってもなにも反応がないのは おかしいのじゃ
もうすこし 近づいてみるか!?」
ユリティーナ姫は このおかし気な建物と妹sたちの関係を知る必要があった。
関係があるのなら、なんとか妹sたちとの話し合いで・・・、
もし違うとしても、なんらかの対処をしなければならない!
ミレイユからの命令によって、南海島に敵が攻撃をしない限り、反撃をしない取り決めとなっており、
ある程度島に接近しない限り警告すらしないことになっていた。
そして ユリティーナ海賊連合艦隊が南海島要塞の500mほどの距離に接近したとき、
ついに警告が発せられた。
===== この南海島はミレイユ聖女帝国の領土である。撤収せよ 撤収せよ 然らざれば砲撃する =====
「聖女帝国!? 聞いたことがない国名だ!? 」
ユリティーナ姫はラウリに顔をむける。
「聞いたことがない国名ですな」
「今の戦力で、この要塞じみた建物におしいり・・・・ だめだ!
聞いたことがない国名とはいえ、戦闘を始めるなど外交問題になる」
「ですなぁ」
「とりあえず この船以外の艦艇は 島の沖合へと撤収させよ。
あとは・・この未知なる国とファーストコンタクトだな」
「はっ」
ユリティーナ海賊連合艦隊は ユリティーナ姫乗船の偽装貿易船以外は、
沖合へと撤収していった。
そして 聖女帝国と名乗る国と なんとか外交接触をおこなうべく
ユリティーナ姫乗船の偽装貿易船の帆先で白い旗を振り、武装解除をアピールした。
アピールした。
アピールした。
アピールした!
「アピールしてるのよ! なんか返事しなさいよ!」
ユリティーナ姫の叫びがこだまする。
妹sが勝手に聖女帝国と名乗ってる可能性もあるし、そうではない可能性もある。
挨拶ぐらいさせてほしい!! イライライライラ!!!
ユリティーナ姫が いくらイライラしても、白く巨大な建物が静かに海にただずむのみであった。
いくらアピールしても返事がない。まるで屍のようだ!!!
「・・・・・・」
「ラウリ! すこし島へ接近して様子をみましょう」
「はっ」
偽装貿易船は 島の方向へ進路を向けた。
すると・・・・
凄まじい風切り音とともに いきなり目の前に巨大な水柱が発生した。
スドドドとドーン
「えーーーーー」
「どわぁぁぁ」
船内では 悲鳴があがる!!
威嚇ではあるのだが ・・・・・・ 船体前方に作り上げた巨大な水柱、
そこから降り注ぐ豪雨のような海水。
大きく揺り動かされた大波で、翻弄される偽装貿易船。
ユリティーナ姫は足を滑らせ甲板に尻もちをつける。
副団長ラウリも うつ伏せになりそうながら なんとか帆柱を掴んで体を支えた。
「命中せずとも 衝撃波だけでも脅威!!」
ユリティーナ姫は、砲撃したと予測される城壁上の砲台を睨む。
===== この南海島はミレイユ聖女帝国の領土である。近づくものは砲撃し撃沈する =====
「まずい! 進路をかえろ」
ラウリの叫びとともに、他の海賊船団のいる方向へと偽装貿易船は舵をきり、南海島要塞から離脱するのであった。
威嚇のためか あと一発分の水柱が立ったが、それを見た船員の叫びが 再び上がっていた。
ちなみにユリティーナ姫は、巨大な水柱をみて 硬直しつづけていたのである。
かつて報告にあった・・・・あれと同じ砲撃なのか!?
艦隊の司令官からの報告書どおりの凄まじい砲撃だ!!
一発でも当たれば この船は粉砕される。
「姫! これから、どうなさいますか?」
ラウリは ほうけたユリティーナ姫が元にもどってくれるためにも問いただしてきた。
「あっ あ~ そうだね! 補給のためにも近くの港に行く必要があるね
あと・・・このよくわからない建物のことも報告しないと!!」
「それならば、ブルジュの港がよろしいでしょう 現在ヴィジャナル王国の軍政がしかれているので、
補給等もしやすいでしょうから」
「ユリティーナ艦隊は ブルジュの港にいくこととする」
こうしてユリティーナ姫乗船の偽装貿易船は 沖合で待機してあった海賊連合艦隊と合流し、
100隻もの船を率いて ブルジュの港町にむかうことになるのだが・・・・
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そして・・・・
ミレイユ聖女帝国 及びセル―カ王国に奪還されてるとは露しらず・・・
ユリティーナ艦隊はブルジュの港に入港するのだった。
このブルジュの港は広く、100隻の船を停泊するに十分な広さがあり、
各種施設がそろった軍用、民間にとって重要な拠点である。
現在、ユリティーナ姫はブルジュの港の桟橋に副団長ラウリと騎士団とともに桟橋に降りると、
水色ぽい衣装を着たメイドが20人ほど並んでいるのが見える!
「妾の歓迎なのか!? それにしてもメイドだらけで・・この町の責任者ぽいのがいないね」
「たしかに・・・・姫様! 」
不信には思ったが、メイドが並んでこちらに頭を下げて礼をしているので、
さほどの危険も感じていないユリティーナ姫一行だった。
「妾はユスティネス公爵の娘、 ライオネン=ユスティネス=ユリティーナ、
海賊討伐のための艦隊補給を、お願いに参りました」
するとメイドたちの中からピンク色したメイド服の・・・・頭に猫耳の人物が現れた。
「妾の顔と似ている!!!」
ユリティーナ姫に一筋の冷たい汗が流れる。
「おひさしぶりですね 姉と呼ぶべきでしょうか!?」
-------------------- To Be Continued ヾ(^Д^ヾ) ユリティーナ姫 最終決戦か!?




