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ひどく淀んだ心にて

あといくか寝ると新年が来るとか

楽しそうに話している人々の

心の中ではどれほどの

ため息があるものなんだろう

誰かとともに過ごす年明けも

独りで過ごす年明けも

人によっては同じ憂鬱

時が過ぎて行くことが辛いのではない

誰かといることが

独りでいることが

辛いのではない

何かと区切りを付けて

社会の流れになんとなくついていっている

そんな自分が辛いのだ

ただ流されて

決断をしない決断をして

嫌なものを嫌と言い

好きなものを好きと言わない

駄々っ子のような生き方をする

そんな自分が辛いのだ

繰り返すだけ繰り返して

責任は遠い誰かのせい

自分じゃなにもしてないのに

そんな自分に呆れかえって

ため息をのみ込んで

周りの人間さえ

卑屈に眺めているのだ

2019/12/24

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