表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/124

空は去る

天は身を焦がし

海は忘れる

時は雫と化し

夢は眠る

花は石となり

風は歌う


夕闇に消えた足跡と

朝焼けに似たため息

正午の太陽に溺れた涙と

深夜の月にほれた幻


愛を汚す魔物の傍にたたずむ天使が

恋におぼれた魔物の傍で愛でられる天使に

ほほ笑みを向ける

罪に溺れずとも罰にひたりて生きる友へ

ささやかに送られる葬送の花束


孤高の剣士が指し示す道に村人はついていけない

愚かなる賢人にさとされて従う勇者はいない

遥かなる高みに登るものは大いなる太陽に焼かれる


空は虹を抱えて

夕焼けに恋をする

自らを映す海に

そは自らに

恋の真意を知りし時

空は去る

永久に恋のできぬ場所へ

救いの天使などはいない

誘惑の悪魔もいない

空は空だけを見続ける

2012/09/04

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ