最後の手紙となることを・・・
最後の手紙となることを祈ります
縁が切れることを望む友に
私は残っていた約束を果たすだけ
切れた糸を結び直すことは難しくて
現実をただただ受け止める
私は否を唱えてはいけない
なぜなら
初めから相手の意思に従うことを決めていた
私は常識に外れた行動しかとれない
つまり常識など私は知らないのだ
だからこそ苦しい
知らないことを嘲笑われて
知らないことをただ叱られる
常識など確かなものが
本当に存在するのか?
個々人によって違うんじゃないのか?
しかし現実はその事実を日の下にさらすことはない
だから
私は堪えなければならない
自らの過ちとして受け入れるために
悲しみも苦しみも
私はもう手を伸ばさない
伸ばした先に何かがあると信じ続けられなくなったから
もう手を伸ばさない
倒れいく者に手を伸ばしたところで
無力な私では何の役にも立たない
最後の手紙となることを祈ります
別れいく友よ
私はただただ貴方を失ったことを嘆くだけ
取り戻そうとは思わない
貴方の意思に反するから
愚かなる私が生き続けることを嘆いてください
この世の害だと
私はただただ受け止める
自らが作り上げた愚かなる苦しみと悲しみと嘆きと現実を
2011/12/13