007 趣味 に ついて
今回はエッセイというより自己紹介文に近いです。
これは色々と書けそうだ、そんな予感が書くより先に感じられた。
「ご趣味は何でしょうか」などと書けば、一瞬お見合いを連想させるが、誰かに聞かれずとも一先ず書き連ねてみよう。
自分で選択して話すのである。そういう場面だからそういう話をしたのではなく、そういう話をしたかったからそういう話をするのである。
私の、賞も無い趣味。賞さえ不要な性も無い趣味。一部嘘あり。
思いついたものから片っ端に、三つか四つ、五つか六つ挙げていこう。
まず一つ目、「批評を眺める」こと。
批評というか、何かについて自身の考えを述べたりしているものを眺めるのが好き。それが私と関係なければ関係ないほど、のめり込んでいる気がする。全く知らない人が書いた文章とか、すごく面白い。Amaz◯nのカスタマーレビューとか、なろうのエッセイとか(これはちょっと違うかもしれない)、本の帯にある推薦文とか、報告書とか(ただし文章に遊びがあるものに限る)、広告文とか(これもちょっと違うかも)。誰かの目を通して生成されたものは、生命の鼓動さえ感じる(誇張表現)。
二つ目、TCGのカード収集。
TCGとは、TCGのこと。私は主にDM(デュエルマスタ◯ズ)を集めている。遊戯の王様の方はまだ集めていない(MTGの方もまだだ)。カードに書かれているフレーバーテキストとイラストを楽しんでいる。プレイは二の次だ。このように書くとカードゲームだからゲームしろと言われそうだが、私は美術品を集める感覚でいる(ボロボロでも楽しめる派)。別に一緒に遊ぶ友達がいないとか、そういうんじゃあない。他者を必要としない楽しみ方なだけだ。誤解なきよう。手に取って見るだけで満足できる低燃費使用の人間、それが私。
※DMのフレーバーテキストの例を二つ挙げておく。
例) ギガレイズ『儚いのは生命だけでは無い。死も思ったよりいい加減なものだ。』
鎮圧の使徒サリエス『強力な言霊の盾が全身を覆っている。』
面白いだろう? 十年以上前のカードなんだぜ、こいつら。ちょっと厨二チック。
最近のカードもいいけど、昔のカードの方が好み。
三つ目、古本収集。
際立った内容のものを集めている。読みもするけれど、どちらかというと集めて満足する面が強い。いや、活用しますけどね?
最近直接買ったのは『日本語をみがく 小辞典<動詞編>』。ネットで買ったのは『廃墟手帳』と『鬼の研究』とか数冊。『鬼の研究』はレビューを見て面白そうと思ったから買いました。まだ届いてないから読んでもいないのだけれど。探すと色々あって面白いですよ。
四つ目、音楽の歌詞を読むこと。
これは最近になってやり始めた。楽曲を聴くことは勿論あったけど、雰囲気を楽しんでいた部分があった。けれど、言葉の響きや選び方を考えてみたりするのが思いのほか楽しかったので続けている。最近は米津玄師さんや椎名林檎さんの曲をよく聴く。
五つ目、文章で何かを表現すること。
このエッセイもそうだし、詩だってそう。最近は長編の物語も書いている。それが面白いかどうかは別として。キャッチコピーなんかも面白いです。
これで最後。六つ目、日記を書くこと。
五つ目と被っているかもしれない。しかし、あちらは表現活動でこちらは単なる記録づけだ。毎日書いているわけじゃあない。一週間、数か月、年単位で書かないこともあった。私は物事を心に留めるのが苦手なので、時折行動を書きつけている。昔と今を比較するのは楽しいけれど、違い過ぎると凹む。そんなに信念がない生き方をしているのか、なんて。
さて、少々暗くなったからこれくらいで。今回はエッセイと言うよりも自己紹介だなと思わなくもない。でも、楽しかったから別にいいや。
ここまで読んでくれたのならどうもありがとう。では、また次回。