005 悪意 の 有無 に ついて
相も変わらず、思うまま。
今回のテーマは「悪意の有無」。
一口に悪意と言っても、その質は違うと思う。それは「悪質さ」と言い換えることもできる。が、より正確さを期すならやっぱり「質」の方だろうか。
意図的か無意識か、その差は大きい。どう大きいかと言うと、その悪意を受け取る側がどう感じるかによって振れ幅が大きいのだ。意図的だと「こいつ意地悪だな」って思い、無意識だと「まぁ、そんなこともあるか」と許せるところまでいくことがある。
誰だって悪意のある行動はされたくないものだ。ここで「そんなことない」という人は、おそらく刺激を伝達する神経に何か重大な齟齬が生じている(訳:アブノーマルだぞ)。
悪意というか、犯罪を取り扱った作品はこの世に数あれど、一つ、個人的に覚えている作品を挙げてみる。
『PSYCH◯-PASS』という作品をご存じだろうか。私は見たこともあるし、中々面白いなぁとも思ったのだが、如何せん浅くしか理解していない。ので、wiki先生からそのストーリー設定を分かりやすく説明してもらう。
舞台は、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」(以下シビュラ)が導入された西暦2112年の日本。人々はこの値を通称「PSYCH◯-PASS」と呼び習わし、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。
その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた。
そのような監視社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省管轄の警察組織「公安局」の刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた。
本作品は、このような時代背景の中で働く公安局刑事課一係所属メンバーたちの活動と葛藤を描く。
引用 wiki先生(一部表記を変えているがあしからず)
分かりやすくと言ったが、専門用語がいくつかあるので、気になった方は閲覧しに行ってほしい。
ここでは専門的な話はあまりしないけれど。
私はこの中の「シビュラシステム」なるものに焦点を当てたい。「心理状態や性格傾向の計測を可能とし」と引用文にはある。それなんて未来道具? と思わなくもない。青い狸も真っ青だ。彼はすでに真っ青だけど(一瞬、乙一さんの『死にぞこないの青』を思い出したのは完全に蛇足だ)。
つまり、このシステムを用いれば、悪意の有無も分かりそうなのである。あくまで「分かりそう」、だ。そもそもこのシステムには欠陥がある。欠陥のないものなどこの世に存在しないとまで言いたくなるが、さておき。
心理状態が計測可能ならば、悪意を持ってことに及んでいるのかが分かるはず。そうすれば相手を問い詰めることに罪悪感を感じずに済みそう。そんなことを私は考えた。
顔を見れば分かるって? 世の中にはポーカーフェイスというものがあってだね…。
とにかく「こいつ、悪意持ってヤってますぜ旦那」と言うことが分かれば、相応の罰を適用することもできるし、事前に相手にばれるって分かっていれば、そうそう行動にうつすことも無いだろう。
まぁこういうものは一長一短であるので、完全に信用すること自体が間違っている気もする。
今回のまとめは、「結局、相手を信じることは難しい」という話に集約する。無理矢理させる。
人間には感情がありますからね。難しいところです。
ほとんど引用文じゃね? とか言わない。文字数を数えるんじゃあない。
シアハするぞ! 弱点はないんだぞ!