ep12
GWも明けましたね。
生存報告のように投稿です。
アリア・ユーシスはユーシス家の長女である。
生まれた時、妖精姫様に祝福され妖精たちに囲まれて育った。
妖精たちは見えやすい人と見えにくい人がいる。
アリアは小さな妖精や生まれたばかりの妖精達も見える。
様々な妖精が朝から挨拶をしたり、近くで漂ったりと各々の好きなように舞う。
今日は晴れだ、気持ちがいい。もっと雨が降ってほしい、風は強くない。
昨日から今日にかけてのたわいもない会話をしては去っていく。
森は知らないのがいる、そんな会話をしてあわあわと去っていく子もいる。
「おはようございます。お母さま。」
「あら、アリアおはよう。今日も早いのね。」
食堂に行けば、いつも通りミシリア母様が朝食を取りセバスが食事を並べている。
今日もゆったりとした、気持ちのいい朝だ。
「お母さま、今日は森の妖精がなんだか騒がしいわ。昨日アレン達が森に行ったらしいのだけれど、何かあったのかしら。」
「魔人が出たらしいのよ。でも、すぐに去っていったから心配はないってアレクが言っているからきっと大丈夫よ。」
さっきの「知らないのがいる」というのは魔人の事だったのだろう、と思う。
食事を終え、いつも通り孤児院へ向かう。
「アリア、アレクが問題ないとは言ったけれど森には念のため近づかないようにね。」
「ええ、そうしておくわ。妖精もなんだか森で騒がしいみたいだから。」
そういって、孤児院へ向かう。
外れにある小さな領には、たまに孤児が出る。
別の村で育てきれなくなったり、または親がなくなってしまったり。
様々な理由から、毎年孤児が見つかっては孤児院に連れてこられる。
「おはようございます、ヤン婆様。」
「あぁ、アリアちゃんかね。おはよう。今日も助かるよ。」
ヤン婆様は孤児院の管理者だ。
昔、孫を亡くしたことがあり子供を見つけては孤児院で育て送り出す。
ヤン婆は、助産師としてや、領のアドバイス役だったりと各方面でありがたがられる存在だ。
そんな姿を見て、私も何か力になりたいと思い孤児院をほぼ毎日手伝っている。
「あ!アリア姉ちゃんだ!」
「おはよう!」
「はぁい、おはよう。挨拶出来て偉いね~。」
子供たちはみんな今日も元気そうで、こちらも元気が出てくる。
「おねえちゃん、今日はなにするの~!」
「あ、ずるい!おれもおれも!」
「はいはい、みんなで一緒に遊びますよ~。」
孤児院には今三人の子供がいる。
年上から、ミリア・ジャック・サーシャだ。
ミリアは活発で、よくしゃべる。ジャックはわんぱくだが物覚えがいい。
サーシャはおとなしくてかわいい。
みんな髪の色が薄く、魔力はあんまり高くない。
孤児は大体、髪色が薄い子が多い。魔力が少ないからだ。
それでも、お手伝いをしてくれたり妖精達と遊んだりと毎日違った笑顔であふれている。
幼少期に妖精と触れ合うと大人になっても妖精たちが見えやすくなるのだという。
アリアの周りに妖精が多いせいか、孤児院の子たちは妖精が見える子が多く育つ。
きっと、将来も妖精たちと一緒に元気に育ってくれるかな。
そんなことを思いながら、今日という一日を過ごしていた。
家に帰るころ、玄関を開けると騒がしかった。
午後からアレンが家に帰っていないらしい。
「アレンがいないってどういうこと!!」
「アリア、落ち着きなさい。ヤタと追いかけっこをしていたと情報があったが、いまだに帰っていないから少し心配していたところだよ。」
「アレンはまだ6歳でしょ!なんで家からでて一人にしたのよ!」
ブラコン、ここに極まれりなぐらい心配と怒りで興奮しているアリアを、アレクシスはなだめる。
実際、捜索はしているが何せ目撃情報が少なくどうにも探しようがなかった。
そんなふうに落ち着かせていると、玄関の扉が開いた。
「ただいまもどりまし・・・」
「アレン!ひとりでどこいって・・・?」
ヤタを抱え、女の子と手を繋いだアレンがそこにはいた。
外に出れるようになったら女の子をお持ち帰り・・・
アレン、なかなかやるな・・・
はやくシリアスや戦闘描写を書きたいものですね。
でも日常をおろそかにすると思い入れもなくなってしまうので・・・
思いつき次第、また更新します。
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