第2061話 深淵の図書館前・・・
キティルハルム王立図書館最奥の間・・・
ここは、王立図書館の最も秘された場所である。
「・・・で・・・
「鍵」がないにゃ?」
すっかりお腹がい大きくなった、星野鉄子がジト目で、ユニィを見る。
「ここを開く権限を持っているのは、「人間」では・・・
キティルハルム女王・・・
惑星ミリアリア大公・・・
ファルティア皇帝・・・
この三人なんだよね。」
ジョルジュが言った。
「で・・・
その「現物」を「女王様」が今・・・
持っていると・・・」
鉄子が、ものすごい神波動だ。
「でも、私が持っていても効果がないの。」
ユニィが、申し訳なさそうに言う。
「なんでにゃ?」
「悠久の図書館の使用権限は、「王位」とセットなの。」
そこで、アルナスが説明する。
「この向こうの知識は、危険な代物だ。」
言うと、ゴッズジャマーキャンセラーを取り出す。
「これは、その複製だが・・・
わずか一部だ。
逐次、必要なものだけを選別し、「持ち帰る」自信が、あなたにおありか?」
うっとなる、鉄子。
「あちしだったら・・・
欲張るにゃ・・・」
「だろう?」
アルナスが、にっこりと笑う。
そんなとき・・・
二人の少年がやって来た。
一人は、大公のローブを着たライティア。
もう一人は、皇帝のローブを着たファルティアだった。
「我々なら、開く権限があるということです。」
「ええ。
しかし・・・
おばあ様はともかく・・・
ナキ閣下が、変なことをしていそうでコワいですね・・・」
ファルティアが、額をおさえた。




