第2046話 三賢人来日
「困ったモンだねぇ・・・」
白衣姿のジョルジュが、ネズミの尻尾をいじくりながらため息をつく。
「まったくだ・・・」
アルナスが、追従する。
「要人の懐妊が続いたこの時期か・・・
悪い偶然だといいのだが・・・」
「しかし・・・
使いとして、リケちゃんが行ってるの!」
ユニィが、返答する。
ここは、キティルハルム王宮・評議会室。
評議員たちが集まっているところをみると、ただ事ではないことがわかる。
「しかし・・・
仮にも「神」が、使いに行っているというのは、大事だ。」
アルナスが、言う。
「実は・・・
バステト神が、赴こうという案もあったのですにゃ。
ただ・・・」
ファクトリアが、頭を抱える。
「それ以上の神が行けば、「因果律」が崩れるとの、プロメテウス様の計算ですにゃ。」
その声と共に、立体映像のスパコーンが顕れる。
「ウチの計算でも、そう出た。
まあ・・・
「あっち」の世界・・・
「こっち」より、「神」に対する「耐性」が低いようですなあ・・・」
・・・ということは・・・
「すでに、向こうの「期日」を過ぎれば、崩壊が始まりそうなの・・・
「神様」たちの報告だと、「あっち」では、母様とリケちゃんの影響からか、天変地異が起こりつつありらしいの。
なので、「地の神」が、「過労死」寸前だとか・・・」
ユニィが、頭を抱えた。
「うーむ・・・
陛下の「亜神」としての実力は、ここまで影響していたか・・・」
アルナスは、頭を抱えた。




