第2039話 神の御業
さて・・・
この直後・・・
私は、咲希と和麿を呼び出した。
「なんでしょう?」
「お二人とも・・・
神話だと、「神」が何もないところから「物体」を精製しているところを、よく聞きますよね?」
「ええ・・・」
「神」が、何もないところから「武器」やらなにやらを精製し、人間に授けたり、自分で使ったり・・・
「まさか・・・」
和麿が、引きつっている。
「ゼウス様や、アテナ様よりお聞きしています。
ゼウス様の「雷霆・・・
アテナ様の「無敵の盾・・・
これらは、「光流金属」なのです。」
咲希が「えッ!?」という顔をしている。
「方々は、神でもまだ末端・・・
更に高位の神なら、魔装騎士以上の機体を、光流金属のみで、建造されてしまいます。
また・・・
先ほど見せたように・・・
一度顕現させた物体を、消せるのです。」
「じゃ・・・
じゃあ・・・
「錬金術」で「金」をつくるのって・・・」
咲希が、目を見開いた。
「そう。
「光流金属」の精製です。
実力のある錬金術師ならば、金剛石吹雪のようなマネはできますけどね。
しょせんは、「そこにある物質」を組み立てるだけなんですよ。」
「そ・・・
それを、地球・ルネサンス期の錬金術師はやろうとしていたのか・・・!
できるわけないじゃないか!」
和麿が、震えている・・・
「元素は、基本的に元素記号表にあるものであるのですが・・・
大別すると・・・
「地」「水」「火」「風」となります。
これに、金属を主とする「金」を加えて・・・
五つです。
五行とも言いますね。
魔法や、陰陽術の基本でもあります。」
咲希は、ハッとなった。
「おや・・・
いけない・・・
私は、キティルハルム王立学校の校長も兼ねています。
「教師」としての悪いクセが出てしまいました。
使うことがなくても、おさえておくと便利ですよ。」




