第2028話 狩猟民族
さて、何やかんやありつつも、攻略は進む。
クリスタルアイアントを狩りまくっている、我々。
いや、主に我々だが。
「どっせ~いッ!」
ばごおおおおおおおおおおんッ!
ナキの金づちが、クリスタルの内壁ごとクリスタルアイアントの外殻をぶっ潰した。
「大量にゃ~♪」
「いやはや、何とも・・・」
私は、神波動剣の刃を、ロングバスタードソードにして、泡を食ったアリをぶった斬る。
ご満悦のナキと、呆れかえった私。
当然の反応である。
ナキが、壁をぶっ叩き、擬態したクリスタルアイアントを、そのまま二人で、見事に倒しているんだから・・・。
咲希たちはすっかり呆れかえっている。
まあ・・・
我らキティルハルムの民は、晩御飯の材料を主婦が狩りに行く民族だ。
昔には、外国に使いで行った姫が道中で猛獣を狩って王に献上したこともあるのだ。
温度差はかなりのものだろう。
「真ん中くらいまで来ましたし・・・
皆さん、少し休憩しましょう。」
個室を見つけ、勿論、クリスタルアイアントや、罠が無いかを入念に調べてから、休憩に入る。
ラッキーな事に、湧水まであったから、完全なセイフティーゾーンだったらしい。
「時間的に、長い休憩はこれが最後ですね・・・
3時間休憩しましょう。」
ファイさんの言葉で、食事や睡眠に入る面々。
和磨は、睡眠。
私たちは、早速、クリスタルアイアントの蜜袋を飲んでいた。
「や、やべぇにゃ・・・」
ナキの目から、ビームが出そうだ。
「な、何と美味しい!」
これは・・・
ウチの娘の会社の蜂族でも再現できるだろうか・・・
香りも法潤かつ、なめらかだ。
勿論咲希は寝に入った。
特に睡魔がキツいらしい。
龍を呼び出し、背中にスタンバイ♪
それでは、いざ、夢の中へ。




