第2026話 紙一重
「ある意味、天才だと思うわ。
ナキさんは・・・。」
咲希が、ため息をついた。
「天才とバカは紙一重といいます・・・」
私も、ため息をついた。
なお、この後の攻略は、罠さえ気を付けていけばいいため、めちゃくちゃ早く進んだ。
罠探知、罠解除のメンバーがちょいちょい休憩を取った以外は、本当に順調である。
敵を探す目的で、ナキが定期的に金づちを壁に打つぐらいである。
「にゃーははは!」
ときどき、「粉砕」もしている。
「ふむ、面倒ですねぇ・・・」
「ウザいにゃ!」
「これは・・・
「熊さん」くらいの実力がありますねえ・・・」
「「熊さん」!?」
咲希が聞いてきた。
「ええ。
娘・・・
ユニィティア王太子が、子供の頃に出会った「森のくまさん」です。
話によると、ユニィが画のモデルを頼んだことがきっかけで、友人となったとか。
今では、ハチミツを生産する「蜂族」との仲介業や、野生の熊を率いる森林警備隊隊長をしたりしています。
なんでも、「人間とは、怖ろしいものだ。なぜ、仲間たちは彼ら人間を襲うのか。」と言っていたそうです。」
「って・・・
なんですか!?
それって・・・」
仰天する、咲希。
このフロアになってから、私もとナキも、流石に戦うのに、少しだけ時間をとるようになった。
「歳ですかねえ・・・」
「陛下も、実年齢ババアにゃ!」
「おまいもだ!」
同い年だろうが!
「ん?
これ、宝箱かしら?」
なんだろコレ・・・?




