表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男はツラいんだぜ  作者: 奈月ねこ
1/11

プロローグ

『猫!?』の虎視点です。

 俺はとら。この広い公園を縄張りとしている黒猫だ。この辺りでは、俺に敵うものはいない。

 俺は毎日鍛練に勤しみ、強さを維持していた。近所の猫とも上手くつきあい、それなりに楽しくやってきた。そんなときに俺の前に現れた綺麗な白猫がいた。


「ひゅー、可愛いね」


 思わず俺の口から言葉が出た。こんなことを言いたい訳じゃないのに!


 白猫は気だるそうに答えた。そんな表情も可愛らしい。

 白猫は俺と話はじめて、嬉しそうだった。零れる笑顔。俺は一瞬で恋に落ちたんだと思う。

 そんなときその白猫は、「自分は人間だった」と言う。そんなおかしなことがあるわけないと思ったが、この子が嘘を言っているようには見えなかった。だから、物知りの『ばあさん』のところへ連れていくことにした。道中、その白猫は「お腹が空いた」と呟いた。今俺の家には大したものはない。『ばあさん』のところへ行けば何かしらあるだろう。

 俺たちは『ばあさん』のところへ急いだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ