アドバイス
お久しぶりです^^;
「初めまして一条さん。 僕は大宮徹と言います」
そう言って大宮君は笑顔で右手を私に差し出してくる。
どうやら握手を求めてるみたいですが……
紹介時に握手を求められたのは初めてですよ。
海外ドラマやアニメではそういったシチュエーションをよく見ますがまさか目の前で再現されるなんてビックリです。
「うん、どうかしましたか?」
私がイロイロ考えてると大宮君は不思議そうに私を見ていました。
私は慌てて彼の右手を握り
「初めまして、一条未来です。 学園で麗羅さんの親友第一号です」
私は笑いをとるためにわざとおちゃらけたのですが
大宮君は私の返答に優しい笑顔で
「じゃあ僕は中学時代に親友第一号だね。一条さん僕が言うのはおかしいかもしれないけど九条さんと仲良くしてあげてください」
と真面目な答えで返されました。
「大丈夫です。 麗羅さんは私の心の友ですから」
某ガキ大将がたまに使う言葉をアレンジして言ったのですが
「未来さん……」
「一条さん」
私の言葉に大宮君と麗羅さんが嬉しそうな表情をしている。
あれ……そこは某ガキ大将ですかと突っ込んで欲しかったんですが……
お坊ちゃまやお嬢様は見ないのかな?
あの国民的猫型ロボットアニメを
「ところで麗羅さんと大宮君2人で何かお話をしていたみたいですけど」
私の言葉に麗羅さんが何かを思い出した表情をし手を合わせ
「そうですわ、大宮様。未来さんにもアドバイスをもらったらどうですか?」
「一条さんに?」
何のことだろう?
私がアドバイスですか。
うーん私がアドバイスできることなんてただが知れていますよ。
乙女ゲームの攻略ですか?
それなら自信がありますよ。
「一条さんに?」
「私には兄妹はいませんが未来さんも同じ年の弟がいらっしゃいますから大宮様に的確なアドバイスがいただけると思いますわよ」
「大宮君同じ年の兄妹がいるの? てことは私と同じで双子?」
お爺ちゃんやお母さんを心配(私はしていません)させて行方不明になっている愚弟ですが。
「ううん、親が再婚して同じ年の義妹ができたんだけどね……、 一条さんは?」
「ええ、双子で現在行方不明でバカなな弟がいます」
「行方不明……ごめん」
「いえいえ謝らないでください。 あのバカは中学2年から患っている中二病が進行して自分探しの旅にでているだけだと思うので」
「「中二病?」」
麗羅さんと大宮君はどうやら初めて聞く病気みたいです。
簡単に中二病のことを説明すると2人は何とも言えない表情をしている。
「まあ家の愚弟の件は置いといて、で大宮君は義妹のえーと……」
「梓て言うんだ」
「梓ちゃんと仲良くなりたいんだよね?」
「うん、仲良くなりたいんだけどどうしたらいいかわからなくて」
「私も力になってあげたいのですが兄妹がいませんので……」
麗羅さんの親友である大宮君が困っているのなら私が助けてあげないと
「いいですよ、私に任せてください。なんでも相談に乗ります」
この時簡単に相談に乗ると言った私はもう少し考えて返答すればよかったと後悔しました。
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