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間話 一条 直哉

 「じゃね。お兄ちゃん、優子さんと義昭さんもありがとうございました」


 そう言って駆け足で店を出て行った未来ちゃん。

 相変わらず思ったことは直ぐに行動に移す子だ。

 

 「元気な子で明るくいい子ね」


 優子は出て行った未来ちゃんをまぶしそうに見ていた。


 「いい子だろ、あの子の元気で明るいところにはイロイロ励まされたものだよ」


 「そうなの?もしかして直哉ロリコン?」


 「なんでだよ!でも純粋に未来ちゃんと綺羅君にはすごく世話になったからね」


 「綺羅君?」


 「ああ、未来ちゃんには双子の弟がいるんだよ。名前が綺羅て言うんだ」


 「綺羅て子は宝秀学院に通っていないんですか?」


 それまで黙っていた義昭君が訪ねてきた。


 「綺羅君は半年前に行方不明になってね」


 「え……すみません」


 僕の答えに気まずい表情をする義昭君。


 「ん、気にしなくていいよ。綺羅君は元気にしているみたいだから」


 僕の答えに不思議そうな表情をする島津姉弟。

 綺羅君は半年前に友達と遊びに行ったきり行方不明になった。

 今でも警察は探索をしているが有力な情報はない。

 もうこの世にいないかもしれないと祖父や親類は言っていたが


 「綺羅は生きてるよ。わかるもの」


 そう言った未来ちゃんの笑顔が僕は未だに忘れられない。

 理由はないが双子の自分はわかると言っていた。

 未来ちゃんが信じているので僕も信じることにした。

 なぜなら今の自分があるのは間違いなく未来ちゃんと綺羅君のおかげだからだ。


 僕は中学時代にいじめにあっていた。

 理由はわからないが不良と呼ばれる数人の同級生から暴行を受けていた。

 僕が怪我をして帰ってくることに心配した両親は剣道会で有名な祖父に僕を鍛えるように頼んだみたいだ。

 そして初めて道場に行った時に未来ちゃんと未来ちゃんの弟の綺羅君と運命的に出会った。

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