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直樹お兄ちゃん

 さて、なんとか祖父(鬼)から逃げることに成功しました。

 私もそれなりに鍛えているんだもん、そうそう捕まらないわ。

 隣町まで来た私は今からどうするか考えていると


 ぐう~


 私のお腹から大きな音が鳴り響き何人かの通行人は気づき笑っています。

 はずかしー!!

 何か食べないと……しかし先日のお昼も外食をした私の財布は少し軽くなっています。

 一緒に体重も軽くなってくれたらいいのに。

 

 「未来(ミク)ちゃん?」


 後ろから私を呼ぶ声が……

 振り返ると従兄弟の直樹お兄ちゃんがいました。

 直樹お兄ちゃんは私の母の姉の子です。

 年は私より10歳年上で有名な商社で働いていると聞いています。

 かっこよくて、優しくて、私の初恋の人です……キャー


 「直樹お兄ちゃん」


 「やっぱり未来ちゃんだ、久しぶりだね元気にしてた?」


 「うん、元気だけが取り柄だから」


 「そうかそうか」


 直樹お兄ちゃんは私の頭をいいこいいことなでてくれました。

 恥ずかしいのですが、でも嬉しい私。


 「お兄ちゃん……恥ずかしいよ~」


 「ああ、ごめんごめん。可愛い未来ちゃんを見るとねつい」


 ……可愛いだなんて……人がいないところだったら全然いいよお兄ちゃん。


 「ところで何してるの?」


 「え~とお昼何食べようかな~と」


 「ちょうどいいね、僕もこれからお昼にしようと思っていたんだ。一緒に行こう」


 「え、でも」


 「子供が気にしない。ほら行くよ」


 直樹お兄ちゃんは私の手を握り歩き出した。

 お昼もおごってもらえて、直樹お兄ちゃんと2人きりだなんて。

 ああ、幸せ!!

 私たちは近くにあるレストランに入りました。

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