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2パート

鬼が現れた知らせを聞いて馬に乗って雄介が駆けつけた。



ハチドリ型の鬼とサイ型の鬼がいて、中央にラセツがいた。



「おやおや、一体なんのご用でしょうか。お2人、よろしくお願いします。」



2体の鬼は雄介に向かって走りだした。



走りながら魔法騎士ライガに変身した。



2体の鬼が襲いかかってきた。剣をふりまわしてその鬼を後方に吹き飛ばし、魔法騎士ライガはラセツに向かっていった。



「ラセツ!」



ラセツは少し、笑みを浮かべ剣を召喚した。



切りかかる魔法騎士ライガの剣を受け止めた。



「クレハをどこへやった!」


「何度も申し上げておりますが私の方でもわからないのです。」



剣から右手を離し、握りしめてパンチしようとしたがその拳を受け止められた。



「なかなか骨のある方かと思っておりましたがもうすこし、鍛える必要がありそうです。その程度では般若はともかく私にはかないませんよ。」



魔法騎士ライガの拳を今度はラセツが握りしめ振り払い、さらに剣から生み出した衝撃波を当てた。



「そこのお二方も攻撃的にして差し上げましょう。私もクレハさん捜索の時間が必要なのでいつまでもあなたに構ってはいられません。」


ラセツは魔法力を注ぎこみ、サイ型の鬼は外骨格が硬くなり、ハチドリ型の鬼は手にフェンシングのような武器が召喚された。ミントが雄介に呼びかけた。




「雄介、二対一だよ!」


「上等。」



まずはハチドリ型の鬼に剣を持ってかかっていった。何度か剣同士がぶつかった。ハチドリ型の鬼はまずいと見て上空に飛び上がった。



すると猛然と後ろからサイ型の鬼が突進してきた。外骨格が硬く、建物に大きな穴をあけ魔法騎士ライガはふっ飛ばされた。その衝撃で魔法騎士ライガは変身が解けた。



サイ型の鬼はもう一度突進しようと足を地面に擦り、すぐに猛烈に走ってきた。



次の瞬間サイ型の鬼はテレポートして消え、全く別な方向へ飛ばされコンクリートのかたまりに突っ込んだ。角が刺さって抜けなくなっていた。



雄介の眼の前にヨモツが立っていた。



「なんで連絡しなかったわけ?水くさい。」


「すまん。」


「間に合ってよかった。」



雄介は立ち上がった。


「般若がどうだとかは近くなったらきちんと考えればいい。でしょ。」


「そうだよな。」


「ほんじゃ行きますか。」



2人はそれぞれ同時に変身した。


「ハチドリは私が。あなたはサイを。」


「了解。」



ハチドリ型の鬼が高々と飛び上がるが、魔法少女ヒカリは蝶を召喚し、その背中に乗って飛び上がった。



ステッキと細い剣がぶつかり、火花が散った。



魔法騎士ライガはコンクリートから角を引き抜いたサイ型の鬼に切りかかった。


重い剣がぶつかったことで外骨格に小さなひびが入った。

 


再び猛烈な突進をしてこようとするサイ型の鬼をジャンプしてかわし、上空から切りつけた。


サイ型の鬼の角がおれ、怯んだところで回し蹴りがはきり、サイ型の鬼はふっ飛ばされた。



蝶に乗る魔法少女ヒカリはいよいよ、魔法力をステッキに込めた。



そうはさせまいとハチドリ型の鬼は魔法少女ヒカリに接近。剣を突き立てようとした。



魔法少女ヒカリは直前にかわしハチドリ型の鬼の腕を掴んだ。そして相手の腹部にステッキを当てた。



ハチドリ型の鬼はそのまま爆発しながら降下した。



魔法騎士ライガはいよいよ魔法力を剣にこめ、走りだし、突進してくるサイ型の鬼をすれ違いざまに切った。



サイ型の鬼はそのまま倒れ撃破された。



ヨモツは地面に降り立ち、2人は変身を解いた。



帰りの車に向かう途中、雄介は言った。


「今日はありがとう。さっきは本当に危なかった。」


「いいけどさぁ。その代わりにコーヒーの美味しさについて教えてくれない?あの苦い飲み物のおいしさがわからない。」


「いいのかそんなことで。」


「いや、分割で。」


「どんな分割だ。」


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