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見物
「体育大会というヤツ、ようやく終わっタカ。」
屋上で私は一人呟イタ。
孫鈴ダ。
体育大会の様子をココでずっと見ていた。
中々な戦場だっタガ、私が居たら白が勝っていただロウ。
何処かの誰かさんみたいに自分の能力を隠したりしないかラナ。
・・・私は浮いているのだろウカ?アイツみたいに何もかもを隠して暮らすなンテ、私には無理ダ。
今までの生きてきた道は血塗られてイテ、たまたま今は血塗られていないだケデ、実は先の道ハ、また血塗られているのカナ。
今はとても幸せなんだケド、何か起こる前に姿を眩まそうカナ?
「孫鈴さんだね?こんな所で何を?」
ゾクッ!!
後ろから聞こえてきた声に私は鳥肌を立テタ。
遅かッタ、何か起こってしまったかもしれナイ。
振り返ってみレバ、一番身近な身内というのが居タ。
「に・・・にい・・・ハァ、ハァ、ハァ。」
すまナイ、なんだか声が上手く出ナイ。
「ど、どうしたんだい?体の調子が悪いのかい?」
私はその人物の問いに答エズ、走って屋上から出ていッタ。
優しい顔が気味が悪イ。
アナタはいつも狂喜に満ちていたハズ。
一体何が目的デス?
お兄様。




