余暇
「あちー、死ぬー。」
高橋です。夏休みになる前ですが、暑過ぎて家のフローリングに寝転んでいます。
「邪魔だ、死ね。」
“ズンッ!!”
「うぉっ!!」
僕は実母から頭を踏み潰される所でした。
紹介します、女で一つで僕を育ててくれたショートヘアーのボーイッシュお母様です。
ちなみに父は、僕らが小さい頃に株で失敗して失踪しました。
「今のは殺す気で踏んだろ‼」
「あぁ?実の息子を殺すかよ。鼻の骨ぐらいなら折る気マンマンだったけどなぁ!!」
え、偉そうです、悪びれる様子も全然ありません。
「たくっ、せっかくの休みに家でゴロゴロとは・・・終わってる、お前の夏は開始早々に終わってる。」
・・・悔しいがグゥの音も出ない。
夏休みを目の前にして、僕は何の予定もありません。
出来る事なら西口さんと一緒に海とか行けたらなぁ・・・行きたいなぁ。
「夏希は友達と海に遊びに行くそうだぞ。混ぜてもらったらどうだ?」
な、なんだと!?
マジで最近のアイツは活動的だわ!!
「オラオラ行きたいんだろ♪チェリーボーイよぉ♪」
行きてぇ、行きてぇけど、なんで母ちゃんから言われないかんの?
なんか屈辱的だわぁ~。
腹立つわぁ~。
あんまりにも腹が立ったので、お母様に聞かれない程度の小さな声でボソッと悪口を呟きました。
「・・・貧乳クソババァ。」
「あぁん!!誰が貧乳だ腐れ童貞チ○ポ野郎がぁ!!」
“ゴンッ!!“
「ハァゥ!!」
痛いぃぃいい!!!!・・・そこ蹴る!?何のためらいも無くそこ蹴るぅ!?
・・・あっ、ぶっ壊れたかもしれん。




