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金欠

西口です。

零野さんの騒動が終わり。

三日もすればゴタゴタが終わり、普通の日常が戻ってきました。

商店街は壊滅的な打撃を受けたと思われましたが、復興を目指す商店街は逆に活気づいているようです。

破壊の後には再生があるんですねぇ~。

じゃあ壊滅的なダメージを受けた私の財政事情も再生しますかね?

衛星レーザー本体を買っていても、レーザーを撃った時のエネルギー代は別料金なんですねぇ。

とほほ、契約書をよく読んでおけば良かったです。

ソシャゲに課金するのとはワケが違いますよ、大体私は無課金プレーヤーなのに。

はぁ、参ったなぁ、次撃ったら完全にローン地獄ですよ。

「どうしたの西口さん?」

私がアンニュイな顔をしていたからでしょうか?夏希ちゃんが私に話掛けてくれました。

「実は思わぬ所でお金をいっぱい使っちゃって・・・財政難に陥っちゃって。」

このままではスナイパーのクセに、ぶっ放す弾が買えません。

そんな困っている私に、夏希ちゃんが大人びた口調で語り始めました。

「西口さん、お金なんて要らないの、愛さえあれば、お金は要らないよ。愛は万能よ、愛でお腹は膨れるし、愛で世界は救えるの。」

め、目から鱗です。

という事は、愛さえあれば弾は充填されるんですね、なんて便利なのでしょう愛って。

「それなら私は愛を見つけたいと思います。」

「フフッ、良い心がけよ。それならまず恋を見つけないとね♪・・・でもウチのお兄ちゃんはダメよ。」

急に怖い顔の夏希ちゃん。今更ですが本当にお兄ちゃんが好きなんですねぇ。

「分かりました。夏希ちゃんのお兄ちゃん以外に恋して、愛したいと思います。」

「宜しい。」

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