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夜中の猫
思考停止を純情と言い換えるのです。何も見えないのは、夜の暗さのせいにして。
溺れるのは据えた匂いのする薄暗闇。
路地裏の猫の番のように、いっとき、すべては二人のものになる。
崩れるのは思考をしなかったから。明るさに目を凝らせば、助かる道はそこにあった。
だったとして、崩れてしまうくらいの純情の方が、息をするには心地よく。
恋愛に依存して、カーテンを閉め切って朝を向かえる。夜を続ければ、もう少し生きながらえられる。
死にかけの恋に実をゆだね、体重を預けるのは柔らかな夜の上。




