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審判
判断するのは神様か?
生の美醜、命の悪徳、時間の価値と、夢の意味。
審判の刻やいつ来れる。
白黒の女神様、真鍮の天秤。是非を問われるのは、いつだって迷える羊。
シンプルな答えばかり求める。シンプルなものが神様はお好き。
シンプルだったことがあったろうか? 迷える羊の足踏む蹄。
複雑怪奇が人の業。悪辣浅慮が人の性。
馬鹿らしいと、神様が笑ったところで、突き付けられたバッテンはただ顔に貼り付けられただけ。
睨み返すことはできるのだ。
生の美醜、命の悪徳、時間の価値と、夢の意味。
判断するのは誰ぞなりや?
審判の刻やいつ来れども。
人の開いた眼や、口は丸い。
どんな肯定も叫べえるのだ。




