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転生システムに致命的エラーを発見してしまったのだが  作者: みももも
第零章

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山龍討伐二日目(幕間2)(2)

 『気配探知』の術式を常時起動しながら山を走り回っているのだが、まだチシロさんは見つかっていない。


 まあ、これだけ広い山だからそんなにすぐに見つけ出せるとは思っていないし、いくら山が広いといってもこの調子で探していけば今日中か、長くても数日中には見つけ出すことが出来るだろう。



 それよりも、山を走り回っていて気になったのが、この山の魔獣の数だ。

 この山には自然発生しただけでは説明がつかないぐらい大量の魔獣が生息している。

 しかもそのほとんどは、このあたりには生息しない種類の魔獣で、人を傷つける『危険種』に登録されている個体も確認できた。

 おそらく、何らかの目的で輸入された魔獣が逃げ出したか放し飼いにされているかで野生化したのだろう。


 今は目立った行動をとるわけにも行かないので放置しているのだが、問題は「これだけ危険な魔獣が徘徊する森で、チシロさんは無事だろうか」という点だ。


 おそらくこの山に生息するのは『極小型』の山龍がほとんどだと思う。

 だが、仮に『極小型』だとしても単独での討伐目安は『Sランク』だったはず。

 とてもではないが、転生してきて間もないチシロさんの手に負える相手ではない。


 おそらく、チシロさんも無謀では無いはずだから、山龍を前に「戦おう」とはせず、うまいこと逃げ隠れしてくれているのだと信じたいところだが、山龍以外にも危険な魔獣がこれだけいるとなると、さすがに長くは保たないかも知れない・・・。


 これは、一刻も早くチシロさんを見つけ出す必要がありそうだ!

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