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ああ大勝軒!  作者: どんばらじじい
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狙われたレジ

あー誰かドロボーいるか?

 大勝軒の仕込みは、朝4時から7時間である。営業時間は11時から15時の4時間営業となる。もちろん、マスターが体力の限界と決めたわけだ。閉店後はみんなクタクタになる、賄いを済ませたら後片付けだ!夜は、乾燥メンマの仕込みの当番もある。数時間炊いてメンマを戻していく。その間、塩田屋でビールを買い、甲子園で飲んだりしていた。甲子園とは、修行生が借りていた蔦の絡まるアパートの事だ!

ランチタイムは4時間で250〜300杯をこなさなければならない。その日洗い場担当をやる事になった。大勝軒はお湯が出ない。ワンタッチの湯沸器はあったが、いちいち使ってられない。ドンブリを洗いながら、自己申告の会計をこなし、外にある2つのテーブル席の担当をしながら、セルフ出前のおかもちの準備をしたら、品出し会計と洗いにレジと、短時間に仕事がやってくるからわけわからない。閉店後は会計を番頭さんに持って行く。不安な事は、全国からいろんな修行生が来ているから、会計が合わないと誰かが疑われる事になる。レジは忙しくて見張ってられない。誰かが俺のレジを狙っていた。番頭さんか何げなく呟いた!今日はマンケンないの?俺はそう言えばないですね!もう一回見てきます!と、レジに戻った。すると、ザルのヘリに、折り曲げられた一万円がへばり付いていた。大勝軒のレジは、コインカウンターとザルだけだった!忙しい最中、万札をわざわざザルにへばり付かせる暇などはない。おそらく、隙をみて回収する予定だったのだろう!訳ありな修行生活の人間模様もある意味面白いのが、大勝軒であった!

まだまだ事件は続く!

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