弟子入り
弟子入りに阻む、思わぬ難関!
修行初日は、長靴とタオルだけ持ってくるように、山岸マスターに言われていた。思えば、弟子入りの電話をした時、電話に出たのがマスターでよかった!というのも、従業員が出て、今、募集してないよ!と断られているのを、後々見たからだ。内容は、弟子は募集しているが、従業員は募集していないのだ!つまり電話をかけてくる人は、従業員募集してますか?というとアウト!弟子にしてください!というとセーフ!という図式だ!そんなのかけてくる人はわからないから、親切に教えてあげないといけないよね!ほっといても、客が並ぶ大勝軒、従業員も勘違いする人も出てきていた。
弟子入りの電話をすると、明日3時にきて!といわれ、翌日大勝軒へ向かった。店の前に3時に行き、表にいる修行生らしき人達に、弟子入りの件できましたと声をかけた!すると、マスターはまだ忙しいから、4時頃来てと言われた。しょうがなく、サンシャインで暇を潰し、また行くと、まだダメだなぁ〜4時半に来てと言われ、4時半に行くとやっとマスターと面会できた。後で、薄々感じたが弟子達の勝手な判断でマスターに取り継いでいなかったみたいだ。すっかり面接に遅刻した様な形になった俺にも、マスターは優しかった。あっさっき来てたねーと、じゃあ〜来月から来て、タオルと長靴だけ用意してね!出動は朝6時!営業は11時から15時だからね!と言ってくれた。わかりました、ありがとうございます!翌日、俺は、いそいそと合羽橋に長靴を買い出しに出かけた。
遅刻しないよう!頑張るぞー