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genius9  作者: 鷹
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2/4

二刀流

ちゅんちゅん・・・

外が明るい

桜が咲いていて綺麗だ

今日は4月8日、入寮して1日目、入学式の日だ

入学式?

「やべえ!!」

集合時間まであと3分

ギリギリ遅刻しない常習犯であった俺にとっては余裕の時間ではあった。


「ぜぇぜぇ・・・」

「すごい汗かいてるね。名前なんて言うの?」

「ん?俺?俺は怪童剛毅だ!お前は?」

「幅川(ハバカワ) 真也(シンヤ)。野球部だよ。」

「お、まじか!これは奇遇だなー。俺も野球部だぜ。推薦で来たんだ、すごいだろ?」

「推薦で!?それはすごいなあ。野球部引っ張って行ってくれることを期待してるよ。」

「おう、任せとけ!」

これが俺と幅川との最初の出会いだった。まあ、まさかそれなりに有名なやつとはこの時は知らなかったんだけど・・・

「えーであるからして・・・」

長い、いつも思う。校長の話は本当にいらねぇ。誰も聞いてないってのになに一人でペラペラしゃべってんだか・・・。

その後クラス発表とかあった訳だが、俺は推薦!枠で来てるから一クラス分しかないスポーツ科になる。今年の野球部の推薦は俺だけみたいだった。

特に話すこともなかったしすぐにグランドにいった。

「こんちわーっす!」

「お、期待の1年生登場だな。」

期待の1年生・・・良い響きだ。

「俺は監督の白田(シラタ) 友治(トモハル)だ。まあ自己紹介は新入生がそろってからにしよう。」

ん?なんか人が少ない気がする。


それから・・・

「よし、そろったかな?全員集合!!」

「はい!」

「さて、今日から新入生も練習に参加する。自己紹介をしていこう。俺は監督の白田友治だ、体育の教師をしている。よろしくな。じゃあ、新入生から自己紹介を頼む。」

「京都シニア出身の三田(みた) 雅来(まさくる)です!ショートがメインポジションです!肩に自信があります!よろしくお願いします!」

「左京ファイターズ出身、辺見(へんみ) 五郎(ごろう)です。ライトがメインでサードも守れます。よろしくお願いします。」

「山城シニアクラブ出身の田所(たどころ) 城(じょう)です。パワーには自信があります。一塁手です。よろしくお願いします。」

「九々木(くくき) 総悟(そうご)です。中学時代陸上部で短距離メインでした。足に自信はあるのでスタメン入り目指して頑張るのでよろしくお願いします!」

「京都シニア出身の轟(とどろき) 千馬(せんま)っす!投手で速球なら負けません!よろしくおねがいしまっす!!」

投手か、ライバルになるかな?次は幅川か。

「一流館付属中学出身の幅川真也です。キャッチャーです。目標はこの俺を落とした一流館にギャフンと言わせることです。よろしくお願いします。」

俺の番か

「大阪ドリームズ出身の怪童剛毅です!キングダムスがいなけりゃ全国に行けたと思っています!投手です!エースになって甲子園出場目指して頑張ります!よろしくお願いします!」

「よし、以上だな。一流館付属出身に、神に目をつけられている黄金のルーキーたちだ。次は3年からやれ。」

「はい。キャプテンの真井(サナイ) 仙十朗(センジュウロウ)だ。ポジションはセカンドだが、基本的には捕手投手以外ならできる。目標は当然甲子園優勝だ!これからもよろしく」

「副キャプテンの鸛(コウノトリ) 桔平(キッペイ)や。ショートがメインや。よろしく頼むで。」

「次は2年だな。」

ん?3年が二人?

「坂井(さかい) 隼(はやと)だ。外野ならどこでも守れる。よろしくな。」

「宮西(みやにし) 高良(たから)だ。レフトとファーストメインで守っている。筋トレの仕方なら俺に聞きにこい。よろしく。」

「林(はやし) 光輝(こうき)、投手だ。一応エースだ。よろしく」

あれ?林さんがエース?

「高山(たかやま) 春樹(はるき)キャッチャーだ。幅川に負けないよう頑張るよ。よろしく。」

「嘉山(かやま) 弘樹(ひろき)ファーストだ。よろしく。」

「佐村(さむら) 空(くう)セカンドだ。よろしく。」

「北谷(きただに) 拓斗(たくと)だ。セカンドだ。よろしく。」

「志村(しむら) 俊喜(しゅんき)。投手だ。よろしく。」

「鉄田(てつた) 赤穗(せきほ)、ライトメインで外野ならどこでもまもる。よろしく。」

「三上(みかみ) 祥吾(しょうご)だ。投手だ、よろしく。」

「これからはこのメンバーで戦う。うちの練習はアップをした後はフリー練習だ。自分の苦手分野を鍛えるのもよし、得意分野を伸ばすのもよし、俺は使える選手を試合に出すからな。学年は関係ない。以上、これから頑張ってくれ!」


「あの、真井さんちょっといいですか?」

「なんだ怪童?」

「他の3年生は休みですか?」

「・・・それは・・・」

「怪我やらでやめちゃったんや。」

「鸛・・・。」

「いつまでひきずんねん。覇王戦、うちらはベストメンバーやった。日本一と呼ばれてた大沢もおったから勝てるとおもっとった。せやけどそんなに現実は甘くなかったんや。あの試合の最後、ホームランを打たれた球。あれは肩の故障が原因で投じたんや。」

「故障!?」

「せや、いままで負担をかけすぎとった。大沢は大沢で肩の不安をだまっとったんや。監督もなんもいっとらんが責任は感じてはるんや。だからあの後、現実を思い知らされて絶望してしもうた部員の退部届を跳ね返すことができんかったんや。まあ例外もおるけどここにいるメンバー以外はみんなやめてしもうたんや。」

「そんなことが・・・。」

「俺が4番で打てなかったから負けたんだ。だから俺はさらに練習をして今度は勝つと決めたんだ。」

「真井さん・・・」

「・・・ちょうどいい。ゴールデンルーキーの実力が知りたくなった。怪童、幅川とバッテリー組んで俺と3打席勝負をしろ。」

「3打席って多くないですか?」

「野球は3割打てたらいいほうなんだぞ?それに1打席より3打席のほうが実力が分かる。」

「わかりました、お願いします!」

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