タイトル未定2026/08/26 08:02
「それ私のギャグ…!!え?普通に嬉しいんだけど!」
「はい、ハルラさんの分!上手に揚がりましたよぉー?」
「タワシやないかい!」
「あはははは!ハルカさんめっちゃおもろいやん!ウチらの動画ちゃんと見ててくれたんやな…!ごっつ嬉しいわ!」
うんうん、これがやりたかったから呼んだまであるかも…!凄く楽しい!
深雪さんに目配せする。軽く頷いてくれた。
「ここに、バナナがありまして。」
「ふむふむ。」
「油にどーん!」
「ファッ!?何しとん?!」
「実はこれ、南米の野菜バナナという品種でして。」
「そんなんあるん?」
「調理した物がこちらです。」
「もう出来とるんかーい!」
「そしてこれがハルカの分。」
「タワシやないかーい!ええ加減にせい!……お粗末さまです。」
無限タワシの動画の一部分を再現してみる。
ハルラさんもスロウさんも笑ってくれてコメントも上々だ。
「あーヤバい…推しがウチらのネタをやってくれるとか、なんて幸運なんやろなぁ…!」
「本当にそう。ハルカさん、今日は本当に誘ってくれて有難う。凄く楽しいです!」
「ハルカちゃんのネタって凄く貴重だからね?普段は優等生で真面目だからかそんな印象は無いんだけど、凄く面白かったよ!ハルラ達赤ずきんのネタずっと見てたからよっぽど気に入ったんだと思う。」
茜さんが真面目に解説してくれる。
止めて、恥ずか死しちゃうから!
「コホン…それじゃ盛り付けて食べましょうか。カメラ移動しますねー。揺れるよー?」
「ハルカ照れてる。可愛い。カメラは任せて。」
「うん、可愛いねー。」
「可愛い可愛い!」
「かわええなぁ!」
スノウさんかカメラを移動してくれた。
その間に私は盛り付けとご飯をよそって。プチトマトを半切りにして…と。
ドレッシングとソース、胡麻だれと味噌だれも用意する。
それと余った卵を捨てない為に、玉ねぎを出汁で綴じて卵綴じを作って、なんちゃってカツ煮風も食べれる様にした。
こんな物だろうか。
食卓に運んでカメラで全体を映してから席に着いた。
「おほー!美味しそう!」
「冷めない内に食べましょうか!頂きます!」
「「「頂きます」」」
うん、美味しい。
下味にハーブソルトを使ってるから肉々しい臭みもないし、食べやすい。
ソース、胡麻だれ、味噌だれと順番に掛けて食べてみる。
うん、どれも合う。
カツ煮風は…あ、凄い美味しい!これ一番好きかも。
「卵綴じ、すごく美味しいよー!」
「私もこれが一番好き。ハルカのご飯はお腹だけじゃなくて心も満たしてくれる。」
「それすごい分かるわぁ…!食べる相手の事もきちんと考えとるんやろな!ハルカちゃんお料理上手なんやね!」
「有難う御座います。皆さんの笑顔で私も満たされました!」
・良いなー俺も食いてえ
・ハルカを嫁にしたい
・↑通報しますた
・GJ
・でも美味そうだよなー
・卵綴じ美味そうー
「あ、せや!あんなー、ハルラと話し合ったんやけどウチらライブライフに移籍しよう思うねん。」
「はい。アカネさん。お願い出来ますでしょうか?」
「ほえ?!二人ともうちに入るんですか!?」
今日一番…じゃなくて二番目の驚きだ。一番は師匠の鼻眼鏡だけど。あの初見のインパクトは中々拭えないだろうね。
「うん?良いよ良いよー!私は大歓迎さー!あれ、今大吉興業に所属してたんじゃなかったかな?」
大吉興業は芸人の最大手の事務所だ。
二人とも芸歴六年目だったっけ?
「昨日、退職願を出して受理されました。今月末で退職して来月からはフリーになるので揉め事は一切有りません。」
「大吉興業からもこの事は公表しても良いと言われとります。ですので是非お願いします!」
「さっきも言ったけど赤ずきんの二人の入所は此方も喜んで受け入れるよー。あ、ハルカちゃんのチャンネルなのにごめんねー?」
「私は全然良いんですけど…あ、リスナーさんたちも応援してくれてますよ?」
「本当だ。私も事務所の新しい後輩が出来て嬉しい。」
スノウさんがニコニコしてる。
仮面越しだけど何となく分かるようになって来た。
「スノウ、芸歴は赤ずきんの…あ、そういえばスノウはジュニアモデル時代入れたら十年くらいになるんだっけ?」
「そう。ジーニアスエンターテイメントのキッズモデルを含めたら十二年。だから私の方が先輩。」
「ほえー。スノウさんモデルもやってたんですね…あ、凄い可愛い!」
「この写真の隣の男の子はおにい。けど三年くらいで辞めたからどうでも良い。」
「あっはっはっは!ton点館のこの写真いつ見ても最高!後で配信で弄りまくろっと!」
・ton点館 ¥10000 おいコラ!アカネ配信で弄ったら凸るからな?!フリじゃねえぞ?
・ton点館登場は草
・ハルカの事敵視してるのにちゃんと配信見てるんやな
・↑スノウ目当てやぞ
・検索したらスノウたんの滅茶苦茶可愛い写真が…あばばばば
・尊みで脳が焼かれたか…惜しい奴を亡くした…南無
深雪さんがスマホを操作し見せてくれた写真には子供が二人写っていた。
おかっぱで大人しそうだけど目つきの悪い男の子と映ってる天使…もとい深雪さんの写真を見て茜さんがゲラゲラと笑い出す。
大学の同級生みたいだし多少は身内を弄って遊ぶのも良い事…なのかな?
「おにい、あれでも兼業で俳優やってるからあまりイジメないであげて。今度ドラマも決まったみたいだし。」
「そういえばそうだっけ。本当、あの性格なのに器用だよねー。大抵猫被ってるんだろうけど。」
「清白レンさんやろ?この前一緒にバラエティ取ったわー!普通に好印象やったで?」
「付け加えるとインタビュー形式なんですけど、私らのボケにも乗っかってくれて優しかったですよ!」
へぇー、そういえば私そこまで知らないかも。私が知ってるのは深雪さんのお兄さんで茜さんの大学の同期、それとエトワールさんの彼氏って事くらいかな?
「そうそう、エトにゃんが最近子会社作って俳優やら配信者の事務所作ったんだよねー。ton点館がそこの社長やるらしくてウチとも提携したいって言ってたからその内コラボするかもねー。」
「おぉー!やりましょう!スノウさんとton点館さんの兄妹コラボ見たいです!」
「あ、アカネさん。今ソンネ達から連絡が有りまして。残りの四人も移籍したいそうです。コレーネ、サクラ、マリルも是非移籍したいとの事なんですが…それとハルカさんの手料理羨ましいって嫉妬の声も上がってます。」
「うーん。ほぼ内々定だけど一度面接しようかなー。色々調整や話し合いもあるだろうし。ソンネさんはレーベルとの契約も有るだろうからねー。」
「それは確かに。私が仲介して面接出来る様にセッティングしますね。」
なんかトントン拍子で話が進んでいくなー。
そっかー、流転の人達皆ウチに来るんだね。




