第五十二話
記念すべき百話目です。
「うわー。人凄いねー。」
「………ハルカちゃんの配信で軽くバズったみたいだよ?何でも昨日の宝箱ドロップの金剛力のアミュレット、2割は強すぎるんじゃないかってネットに書いてある。」
「あー。なるほど!確かにこれまで手に入れてきた装備アイテムって数値固定の物しか無かったもんねー。」
攻撃10増加とか防御20増加とかね。
嘘です。過去に〘魔猪の宴会場〙で2回くらい拾った事が有るのです。
あそこ、最初は5層だったけど、今は20層まで深くなってる。11層からは黒魔猪なんてのも出だして装備を落とす。
深く潜れば潜るほど報酬のレアリティが上がってたぽいんだよね。
私は〈鑑定〉持ってないし、そもそもが装備依存って訳じゃないから、レアリティ☆6の装備、アカネさんとセレーネさんに渡しちゃったし。
アレもきちんと鑑定すれば高い効果の装備もあったのかも。
落ちた時は古びた布って表記で街にある[遺物洗浄屋]さんってお店に持っていくと綺麗な状態で渡される。
アカネさんは真っ赤な作務衣、セレーネさんは紫色の色無地(黒以外の色で染めた着物、裾はミニスカ丈で短め)だった。
それまでに付けていた装備より防御力が上がったというのは聞いている。
私もお揃いの探してみようかなー?
色はやっぱりピンク系かな?
うーん、コーディネートが難しいな、髪色で。
課金アイテムでキャラクリエイトをし直す事が出来るんだけど…ちょっと悩む。
和服はやっぱり黒髪が一番似合うと思うんだよね。(私の個人的な意見)
あー、思考が脱線し過ぎた。
今日の本戦終わったら魔猪の宴に潜って、ステラちゃんにも幾つか見繕おうっと。
「どうしたの、ハルカちゃん?何か考え事?」
あ、考え事に耽りすぎて入口の前で立ち尽くしてたみたい。
他のプレイヤーさんが私に気付いたっぽくて噂話が聞こえる。
「うん、少し移動しようか。…‥実はねーー」
アカネさん達の装備の話を出処を伏せて画像を見せながら説明する。
メニーさんは最初何のことか分かってなかったぽいけど、段々とあぁ、彼処ね?みたいな感じで察して頷いていた。
「ーーえー?!☆6なんて見たことないし聞いたことないよ、私!!そんな良いもの貰っても良いの?」
「ええ、お近付きの印だよ。遅くても明日には用意出来るから連絡するね?」
「総長羨ましー…ねぇハルカさん!私も欲しいですー!」
「アユミのは私が用意するよ?ハルカさんに迷惑掛けちゃダメだからね?場所は華天の本拠地で良いんですよね?」
「正解だよ。メニーさんも一緒に行く?」
「はい。自分のと、アユミの分くらいは確保したいので。」
「華天の本拠地っていうとタカマガツハラのフジミヤ領だよね。それじゃ私達は行けそうに無いか。」
「うぅ…ハルカさんに貰うのが嬉しいんだけど…分かったからその怖い目止めてよー。」
メニーさんがアユミさんに凄い睨みつけてる。
メニーさん、美人系の一重だから睨まれると凄い怖いんだよね。
でも中身は小動物系というか大人しい感じだからギャップが凄い。
「じゃあそういうことで。メニーさん、本戦終わったら連絡するよ!」
「了解です。私の方が早く終わる可能性が有るのでその時は多分ブルーローズメンバーで此処に来てると思います。」
「ほいほーい。っと…左から五体接近!人型だね、オーク系っぽい。」
「オーク死すべし慈悲はない!ってことで私とメニーでやっつけてきまーす!行くよー、メニー!」
「あ、待ってよアユミ!」
ふむふむ、メニーさんはアユミさんに引っ張られる感じの関係っぽい?
多分普段からもそんな感じなんだろうなーとは思うけど、アユミさんは姉御肌でメニーさんが受け身なだけなんだろう。
けどメニーさんは間違った事はきちんと詰めるタイプだからいい関係だね。
とか言って二人の関係を分析してると右から新手が三体。装備からしてオークナイトかな?
って…私が反応する前にステラちゃんが巴投げでぶん投げて足で踏みつけて頭を粉砕してた。
ひえー、ステラちゃんそんな動きするんだ。
流石柔道日本一に輝いただけはある。
もうすぐ夏のインターハイじゃないかな?
おいも、やってて良いのかな?




