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同接0人のEランク探索者ダンジョン配信、なぜか神様や魔王様が見ている件 〜コメント欄が古代龍や魔王とかなんだが〜  作者: 仁科異邦


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31/44

見落としは誰にでもある1

次回予告入れてましたが、話を一つ入れるのを忘れてたのでそれは次々話で上げます。

申し訳無いです。

 朝、配信を開始する前にサクラからメッセージが来た。


「今日また一緒に行っていいですか」

「もちろんです。十時に入口で」

「ありがとうございます!あとおにぎり買っておきますね」


「なんでですか」

「レンさん朝ごはん忘れそうなので」

「……ありがとうございます」

 レンはスマホを置いた。

 (よく分かってらっしゃる)



 十時、渋谷第三ダンジョンの入口。

 サクラはちゃんとおにぎりを二個持ってきていた。

「昆布と鮭、どっちがいいですか」

「昆布で」

「やっぱり昆布なんですね」

「昆布が好きなんですよ」

「知ってます。配信で言ってました」

 レンはおにぎりを受け取って、食べながら配信を開始した。


【古代龍バハムート】が入室しました

【魔王ゼルディア】が入室しました

【精霊王シルフィード】が入室しました

【戦神アレス】が入室しました

【死神ネクロス】が入室しました

【賢神ソフィア】が入室しました

【雷神トール】が入室しました

【kirishima_arisa】が入室しました

【ダンジョンオタク_ケイ】が入室しました

【探索者見習い_ハル】が入室しました

【mukai_b_rank】が入室しました


【精霊王シルフィード】:おはよう!!サクラちゃんも来た!!

【mukai_b_rank】:おはようございます。昨日からすっかり常連ですが改めてよろしくお願いします

【ダンジョンオタク_ケイ】:向井さんおはようございます笑

【新規さん】:向井さん定着した


「おはようございます。今日はサクラさんと一緒です」

「おはようございます」


【精霊王シルフィード】:サクラちゃんおはよう!!

【mukai_b_rank】:サクラさんが例の後衛の方ですよね。アーカイブで見ました


「向井さんがいる。初めまして」

「昨日昇格試験した向井です。よろしくお願いします」

「よろしくお願いします。すごい試験でしたね、アーカイブ見ました」


【mukai_b_rank】:サクラさんも見てくれてたんですか


「もちろんです。Bランクに一撃入れた瞬間、叫びました」


【mukai_b_rank】:どうも。叫ばれた側です

【新規さん】:この絡み好き笑


 レンはおにぎりを食べ終えた。


「さて、行きますか」

「はい」

「あ、レンさん」

「はい」

「ゴミ、そこのコンビニに捨ててきてください」

「……はい」


【新規さん】:サクラさんしっかりしてる

【新規さん】:レンさんに保護者ができた

【精霊王シルフィード】:えへへ!!

【古代龍バハムート】:良いことだ



 ダンジョンに入って地下一階を進みながら、レンはふと昨日のことを思い出した。

「そういえば、昨日のスパチャの確認してなかったんですよね。ちゃんと見てなかった分があって」


【精霊王シルフィード】:えっ?

【魔王ゼルディア】:見ていなかったのか


「一千六百万って出た辺りで頭が追いつかなくなって。見落としがあるかもしれなくて」

 レンはスマホでスパチャのログを開いた。

 流しながら確認する。


 シルフィード、トール、ゼルディア、アレス、ネクロス、ソフィア、バハムート。

 全員分を確認した。

「……あれ」


【精霊王シルフィード】:??


「シルフィードさんのスパチャ、コメントが「Dランクおめでとう!!!大好き!!!」だけじゃなくて、続きがあったんですね」


【精霊王シルフィード】:えっ、あっ

【ダンジョンオタク_ケイ】:え、何て書いてあったんですか


「全文読みます。「Dランクおめでとう!!!大好き!!!火と水の加護を贈ります。使えるようになったら教えてね!!」」


【新規さん】:え

【新規さん】:火と水?

【mukai_b_rank】:加護……?

【ダンジョンオタク_ケイ】:属性魔法の加護ってこと?


【探索者見習い_ハル】:雷神さんのスパチャで雷魔法が使えるようになったんですよね

【探索者見習い_ハル】:つまり今度は火と水が使えるようになる?

【kirishima_arisa】:(火と水……複数属性の加護って相当な話なんですが)


「シルフィードさん、これ本当ですか」


【精霊王シルフィード】:本当だよ!!でも気づいてもらえてなかったから言い出せなくて……!

【精霊王シルフィード】:ずっとそわそわしてた!!

【新規さん】:言えよ笑

【新規さん】:シルフィードさん可愛すぎる

【mukai_b_rank】:言い出せなかったのか……

【古代龍バハムート】:気づかないお前も問題だ


「すみません、金額に目がいってしまって……」


【精霊王シルフィード】:いいの!でも使えるようになってる?


「……試してみます」

 レンは立ち止まって、右手に意識を集中した。

 雷魔法のときの感覚を思い出す。

 ただ雷じゃなくて、別の何かを探す感覚。

 火。

 じわっと、何かが集まってくる。

 指先に、赤い光が灯った。

「……あ」


【精霊王シルフィード】:出た!!!!!!

【新規さん】:出た!!

【ダンジョンオタク_ケイ】:火属性!


「火、出ました」


【戦神アレス】:火か。良い

【精霊王シルフィード】:!!!!!!


「次、水も試します」

 今度は少し意識の向け方を変える。

 じわっと、青い光が指先に灯った。

「水も出ます」


【精霊王シルフィード】:両方出た!!!!!!!!

【新規さん】:火と水、両方出た

【mukai_b_rank】:え、雷も含めたら三属性?

【ダンジョンオタク_ケイ】:複数属性使える探索者って珍しいんですか


【kirishima_arisa】:かなり珍しいです。二属性以上はBクラス以上でも少ない

【kirishima_arisa】:雷含めて三属性となると……相当です

【mukai_b_rank】:EクラスのDランクが三属性……

【新規さん】:このチャンネルの規格外更新されすぎ


「そんなにすごいことなんですか」


【kirishima_arisa】:すごいことです。かなり


「レンさん、もう少し自覚してください」

 サクラが横から言った。


【新規さん】:サクラさんのツッコミが板についてきた

【探索者見習い_ハル】:サクラさんがいないとレンさん誰にも突っ込んでもらえないからな


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