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38.王宮をお持ち帰りです!!

 私・レオ・ダン・バズは南にある廃墟となっている王宮を目指した。


「ミオ、あれが王宮だ」


 おぉ〜〜! 魔法でクリーンしたら王都である『レットーラ』の王宮より豪華で綺麗な王宮になるよ。


 さてと、魔法で綺麗にした後は、臭いを消す作業をして終了だね。


『エリアパワフルクリーン!!』頑固な汚れも取れるように、広範囲(王宮全体)を清潔にし『ピカピカ』と光るくらい、綺麗に掃除と除菌も出来ている。


『エリアパワフルオーダレス!!』広範囲(王宮全体)に魔物の臭いや異臭を全て取り、無臭にした。


「ミオ、体調の方は大丈夫なのか?

 今日はもう帰るぞ、良いな?」


 ダンさんが心配するのは、私が無理をして倒れるからなんだよね。


 笑って頷いた。


「うん。

 皆のお家は必要だったから、少し無理をしてたかも。

 今日は帰る事にするよ」


 レオに横抱きにされ、バズさんは見てないふりをしているが、ダンさんが『結婚するまでは清い交際だぞ!!』すっごい勢いで言われて、隣にいるバズさんは笑いを堪えてるし。


「俺とミオは婚約してるんだぞ!

 少しくらい良いじゃねぇかよ!」


「俺はミオの『パパ』だからな。

 俺の許しは必要なんだよ、ガハハハハハッ!」


 レオ、頑張れ〜〜!


 パパ、程々にね。


「バズさん、アレほっといて良いと思う?」


「あぁ、ほっといて大丈夫だ。

 王宮はアイテムボックスに入れたのか?

 皆が待ってるから帰ろう」


『フライ』私達は北へと移動してたら、下の森に兵や騎士が移動してるのが見えた。


「王族の馬車だ」


 レオが怖い顔で話したのを見てしまい、私は一瞬硬直した。


 コレって東に移動してるの?


「王族が東に移動してるみたいだけど、東に何かあるの?」


「東には平民がいるが、イーベルやジースアンより裕福な暮らしをしている街『エイーダ』がある。

 そこに応援要請でもしに行ってるんだろう。

 放っておけば良い、アイツらがどうなろうが関係ねぇよ」


 ダンさんは鼻を『フンッ!』って鳴らして見ている。


 無理しすぎたかも、頭がフラフラして自分で移動するのがキツイかも。


「ミオは気にしなくて大丈夫だ。

 アイツらが選んだ道だ、ミオ?

 おっと! 大丈夫か?」


「バズさん、ありがとう。

 無理をしちゃったみたい、私が眠らない限り浮遊はしたままだから安心して。

 私は、1人では飛べないかも」


「ミオ、オレ達の為に頑張ってくれてありがとう。

 今日はオレが抱いて帰ってやろう」


 バズさんはニヤニヤしながら、レオに聞こえるように言った。


 レオの行動は早かった、バズさんから私を奪い取った!


「ミオは、帰って皆の家をアイテムボックスから出すまでは、このままだからな!

 アイツらの動きが気になるな。

 俺らが居る所に必ず来るな、奴らは」


「スタンピードをたった3日で鎮めた英雄を奪い返したいんだろ。

 あとは、自分の娘と結婚さす事が出来れば助けてくれると思ってんだろうな!」


 私は心配になり、レオを見ていた。


「大丈夫だ、俺は昔も今もミオ一筋だ!」


 オデコにキスした時にダンさんが私を奪い取った。


 レオも負けん気で、ダンさんから私を奪い取る!


 ダンさんはレオから私を奪い取る!


 何このループは?


 バズさんはこの光景を見て笑っているし。


 早く、帰りたい!!

誤字や脱字がありましたら、すみません。


作品を読んでいただき、ありがとうございます。


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