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36.未開拓地に到着

 私は超加速で、2つある家のような建物を、イーベルとジースアンの住民の方々に早急に入ってもらった。


 建物に『風壁シールド』を付けているし、私と一緒に飛んでる方々には『エリア風壁シールド』 を広範囲に付けたので、未開拓地には2〜3時間あれば着きます。


 私達は北へ向かい進んだ。


 そこは寒く、魔物すらいない安全な場所と言いたいが逆だ、普通の人間なら凍死して死んでしまう危険な気候地域で、住民の方々は不安が大きかったようだが杞憂だった。


 この寒い場所は、この世界で一番大きな大陸なんだとか。


 この大陸だけに、春の気候にする為に雪を全て溶かし、温暖効果のある結界を広範囲にこの大陸だけを包み込んだ。


 結界に入りこの大陸だけに絶対に破られない魔法を使った。


『範囲反射』 エリアリフレクション! 敵にどんな所から魔法攻撃されても跳ね返す。


『範囲結界』 エリアバリヤー! 敵が攻撃しても、その攻撃が入らない。


『範囲盾』 エリアシールド! 物理攻撃しても跳ね返す。


『範囲強力結界』 エリアパワフルバリヤー! 強力な結界には何をしてもビクともしない。


『範囲警報』 エリアアラーム! この大陸ではない人や敵が近付くと知らせてくれる。


 あとは『エリアクリーン』 『エリアオーダレス』 この大陸を清潔にし、無臭にした。


 後ろを振り向くと、皆の口が『ポカーーン』 と空いてたのでクスクスと笑ってた私です。



『フライ』 私は1人で結界から出て、肉となる魔物を……見つけては『雷』 サンダー!! で一撃だよ。


 おお! あれは……黒ワイバーンの群れがいるではないか。お肉ちゃんが飛んで来る前に『雷』 サンダー!

 ドオーーーーン! ドオーーーーン! ドオーーーーン! ドオーーーーン! ドオーーーーン!

 ドオーーーーン! ドオーーーーン! ドオーーーーン! ドオーーーーン! ドオーーーーン!


「チェックメイト!」 10匹貰い!! アイテムボックスの中に〜〜っと。


 果物の木がいっぱいある。これは木ごと持ち帰ろう! 全部で50本以上はあるな、こっちには桃の様な果物の木もオレンジの様な木もブドウの様な木も全てお持ち帰り〜〜と。

 他に果物〜〜は……木苺発見! これは全てお持ち帰りでかなりの数だね……ざっと300本はある。



 川だ……魚を持って帰って養殖すれば、魚に困らない! って事で川魚を弱い魔力で『広範囲放電』 ビビビビーーッ! おお! 魚が……何百匹いるの? いっぱいいるのはいい事だわ。『フライ』 アイテムボックスに入れて。


 なんか振動が……ドドドドドドドドドドッッッ! これってもしかして……15匹の美味しいお肉のバイソンちゃんの群れ〜〜の筈が……ビッグベアーが5匹まで一緒って、おいおい何でウルフが15匹もいるのよ!


 魔力を込めて『広範囲放電!』 エリアスパーク!! バリバリバリバリバリッ!! もう終わりですか?

『フライ』 でアイテムボックスに入れた。


 疲れた……これで良いや帰ろうって思ったんだけど、力が……魔法の箒に頼るしかないよね?


 これは勇気いるな。

 あの神様からの使い古しだし……箒よ言う事を聞いて真面目・・・に飛びなさいよ?


 箒に乗って……すいぃぃーーーー! おお、箒が私の言う事を聞いて……ゴゴゴオオオォォォーーーー!! 「ぎゃああぁぁぁーーーーッ! だーーれーーかーーとーーめーーてーーーーッ!!」 私達の大陸に入ったは良いが……箒が……「うぎゃあぁぁぁーーーーっ!! 目が回るーーーー!!」 と言った後に箒にポイ捨てされて、箒は自分でアイテムボックスへ帰った。……箒が自分で帰るってありなの?


「あーーあ、また箒で爆走かよ。クククッ! 懲りない奴だな」 と言いながらアーサーさんの所まで運ばれた私です。


「ミオってば、また無理をして……本当に目が離せないんだから」 ルシアさんに笑いながら小言を言われ「ミオはまた箒と遊んでたのか?」 パパよ、顔が怖いです。


 少し眠ったので……やりますかね!


 私はまた空に飛び「こら、また何処に行くんだ?」 「今日はもう行かないよ。んん〜〜木を植えて、魚を養殖したいから、その池を作って川も作るだけ」 とバズさんに話した。


 私は、一緒に見る? と聞くと「見る!」 はい、即答ですよ。


 バズさんと空中を飛び……下を見ると、注目の的だ。


 土魔法で、溜池を掘りこの大陸の端まで川を作る為の、深い溝を掘ったあと溝や溜池をクリーンをし……50メートルごとに橋という名の木の丸太を置き、水を入れアイテムボックスに入れていた川魚を、川と溜池に流し入れると魚は元気に泳ぎだした。


「凄えーー!」 「お魚さんだ!」 「ゼクス、お前の仲間は凄いな」 「ルシア、お前の大切なあの子は神の子に見えるぞ」 様々な声が聞こえるが、まだやる事があるからあとよ!


 川の向こう側にアイテムボックスの中に向かって『フライ』 と呟くと、次々と果物の木が何百本も出てくる風景は、本当に神の子みたいに見えただろう。


 最後に木苺を植えて……終わり!


「バズさん、降りるね。頭クラクラして……速攻で降りるね」 と言って降りたは良いが、歩けないくらい無理をしてしまった。


 バズさんに横抱きにされて「無理は駄目だと言っただろ、だが俺達の為にありがとう」 皆の所に戻ると、アーサーさんに横抱きにされて「もう離さないからな!」 デコチュウされました!


 女性陣からは黄色い声が……。


「あっ、これ解体して!」 と出したのは、黒ワイバーン10匹・ウルフ15匹・【ビッグベアー】5匹で「おいミオ……今なんか強調して言った言葉があったよな?」 顔を左右に振りながら「い、言ってないし」 それにしても、また高級な肉を……溜息を吐いてた後ろから「おいおいおいおい! これは黒ワイバーンではないか、俺達貴族でも食べた事ないぞ……ルシア、お前は……あるのか……ないよな?」 と恐る恐る聞かれ、何回もあると答えた瞬間、悲鳴じみた声が聞こえる。


「解体するとしますか!」 と言ったので、私は向こうに行きたい! ここに居たら完全に死ぬ! って大袈裟に言うと、アーサーさんが移動してくれ、自分も手伝いに行って来るから大人しくしているんだぞ。と言われ、アリアとルシアさんに「あとは頼む」 と言って走って行っちゃったし。


 手を軽く挙げて向こうから誰かが、ルシアさんに似た人が来る。

 立たないと……力が入らない、立とうとしたんだけど「立たなくて良いんだよ」と言ってくれた男性、誰ですか? って顔していると、ルシアさんに笑われました。

誤字や脱字がありましたら、すみません。


作品を読んでくださり、ありがとうございます。


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