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第73話 即行動かよ!?

「またデートしよう!」


 ……嫌な予感しかしない。

 瞳がキラキラしてて可愛いんだけどね。


「デートってどこに?」


「サーバー探索デート!」


 やっぱりか。

 なんか確信に満ちた目をしているが、そんな都合よくお目当ての情報にたどり着ける者なのか?


「かつて世の中にはいろんな情報が溢れてたんだぞ。その中からどうやってお前が見たいものを探すつもりだ?」


 企業のサーバーなんてそこら中にあるだろ。

 かつて『ビッグデータ』と呼ばれた情報の海の中からピンポイントに探し出す当てもねーし、案外気楽なデートになるかな?


「お母さんが読んでた本の出版社が近くにあるんだ!」


 それはヤバいぃぃ!

 いや、ヤバいとかそういう次元じゃない!

 あんな本の出版社のサーバーに残ってる物なんて、考えたくもない。

 絶対ロクなことにならねぇ。


「いや、廃墟デートはちょっと……」


 こうなったら情けないが弱味をさらすしかない!

 こんな理由を盾にするのは不本意だが、サーバーがあった場所なんて暗い廃墟に決まってる。

 ワナビも彼氏の苦手な事を強要したりはしねーだろ。


「大丈夫だよ。そこのサーバー室半分崩れててすごく明るいから」


 ちくしょう! ご都合主義め!

 そんなにワナビの性知識を歪めたいってのか!


 どうしよう。俺の彼女が完全に間違った方向に……。

 

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