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第130話 ガラスってどうやって作るの?
「相談っふぇ?」
聞かれたことに答えるのは口の中のものを飲み込んでからにしような?
「いや、いくつかあるんだが、まずは俺の得意な分野で言うと家のガラス問題だな」
それは俺も思っていた。
この街にはガラスというものがない。液晶やネオン管なんかは近くのスクラップ場から集めてきたらしいが、ガラス工場はないので家々には窓枠はあってもガラスがはめられていないのだ。
今のところ紙や布、ビニールを張り付けて雨風をしのいではいるが、台風でも来たら大変なことになる。
実際、ワナビもこれまで台風が来ては水浸しになって苦労していたようだ。
「わたしもお祖父ちゃんも炉の作り方が分からなくて」
「それなら大丈夫だ、俺ができる」
「だったら耐熱煉瓦が必要だね。近くの建物を探せばあるかも」
「あと材料は?」
「珪砂と石灰石はあるよ。製法はフロート版ガラス製法?」
「そうだな。錫はあるか?」
「近くにはんだ工場があるから大丈夫だと思う」
お、おおぅ。
いきなり専門分野の話になると全くついていけない……。
恵ちゃんがすごく真剣に聞いてる。この話題について行けるとはこの子も天才性を秘めているのか?
「恵ちゃん、理解できるの?」
「全然!」
その自信満々な表情はなんなんだよ。




