キャラクター・組織紹介
ネタバレに配慮した作りにしています。
ルシア・C・カスティージョ・M
主人公の一人。アメリカ人。スペイン(ヒスパニック)系。年齢…まだ20代後半。
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の寄生虫疾患部門に所属していた現地疫学調査官であったが、大統領命令により寄生虫疾患部門が閉鎖されてしまい、クビにされてしまった。
しかし上司マーカスの手引きにより日本の特殊感染症監理課へ出向となった。
明るく元気だが所々ドライで仕事熱心な女性。これまでに3種類の寄生虫やダニを見つけて来た寄生虫のスペシャリスト。好きを極めたタイプ。博士号持ち。
多分、日本の閑職部門にいてはいけないレベルの寄生虫の専門家だが、まぁそこは気にしてはいけない。
南部のチャールストンという港町出身で、家族には両親と兄1人、姉1人を持つ。普通に金持ち。
父は物流・倉庫業を営む実業家。母は上品で社交的。ルシアに関しては愛しているし支持しているし大学も二つ返事で許可してくれたが、博士号や仕事に関しては無理解。兄や姉達の存在により比較的自由に育てられた。
長男は海軍に入り、駆逐艦の作戦士官辺りであり、順調に出世している。艦長になりたいという野望がある。
長女はさらに金持ちの家に嫁いで社交界で有名。ルシアとは仲が悪い。人と宝石の名前を覚えるのが得意。
家は広い庭とプールと門付きの一戸建て。家政婦が1人住み込みで働いていた。
飯酒盃 巧
主人公の一人。日本人。30代前半。
トッカンメンバーの1人。割とよく屋上で煙草を吸っている。携帯灰皿をしっかり使う良識人。
見た目は週刊少年跳躍の、呪術のウニ頭だが、いやしかしその実態は黒髪で敬語を使うタイプのシルバーソウルのシルバータイムさんみたいな存在で、割と口調が定まっていない。
元空港検疫官らしい。
松下 一郎
特殊感染症監理課の課長。50代前半。ハゲげてる。
人当たりの良さと物腰柔らさにより課長となった。特殊感染症監理課は他の機関とも仲良くしなければならないので納得の人選。
バツイチ。
佐藤
トッカンメンバーの一人。厚生労働省のスーツの男と呼ばれる位には日本人らしい人物。30代半ば
今回は影が薄い。既婚者。
国村 佐奈
トッカンメンバーの一人。20代後半。
いつもトッカンのオフィス奥に籠っている。事務方。
五十木 京谷
警視庁の捜査一課。50代。
病死、怪死、変死事件を担当されがちの警部。トッカンや飯酒盃の事を知ってからはかなり好意的な人物。
PCでの漢字変換で苗字が出ないので50を変換している。
特に飯酒盃とは同じ珍しい苗字同士、かなりシンパシーを感じている。
コーヒー党。
沢口 秀樹
警視庁の捜査一課。20代。
五十木の部下。
寄生虫に抗生剤が効くと思っていた医療リテラシーの低い人物。
組織等
アメリカ合衆国
FBIとかの機関だけが人員削減かと思いきや、調べてみたらマジでCDC等のあらゆる政府機関の人員や予算を削減していてビビった。
マジで追放物に出て来る主人公を追放する側のムーブをしていて笑えないのでマジでそういうの辞めて欲しい。
特殊感染症監理課
今作オリジナルの架空の組織。
英語表記だとSIDCDだが、日本だと誰もそう呼ばない。
おまけでも言ったように海外の感染症情報の監視、国内中から上がって来る原因不明症例の整理、他機関と行政への橋渡し、マニュアルや通達の制作、後は行政や政府との会議やら重要機関等の合同訓練とかも行っている。
★この先ネタバレ注意★
★この先ネタバレ注意★
カラス眼線虫
今章の主役。鉄塔病を引き起こす病原体。
最初はGPTくんに「現実に、ゾンビ物みたいな心肺停止状態から再起動させるような病気や寄生虫は居ないよね?」という問いからあれよあれよと言う間に構成された架空の寄生虫。
荒川上流の奥秩父のどこかで自然発生した寄生虫。マジでいつ出来たか分からない。
ライフサイクルは作中本編でも語られたように
ザリガニや淡水性貝・小魚やプランクトン→カエルやトカゲ、タヌキやネズミ等の動物→カラスという大冒険をしていたが、カラスで大成功を収めたので
カラス(卵が糞で排出)→噴水の水、土壌→(補助として虫やカエル)→ネズミ→カラスという効率化がなされていくようになりました。何代にも渡る繁殖リレーの賜物。
故に、この眼線虫が人間に対して無害化になる可能性は極めて低い。
なにせ、人間に入って生きて出られた試しがないので進化的フィードバックが掛からないのだ。
人体で孵ったカラス眼線虫が、眼球周辺に集まり、何かの間違いで卵を産んだとしても鼻水かタンとして排出。ティッシュにより捨てられて次世代には繋がらないし、飲み込めば糞に混じる事が可能ですが、トイレで行うのでやっぱり次世代には繋がらない。
そもそも人体での繁殖は何かの間違いでしかないので、まず起こり得ない。大体眼の表面に集まってカラスに食われようと頑張る程度。
★操るメカニズムについて★
有体に言えば『分泌液』を出して人体や脳を惑わす。と言った感じです。
幼虫の段階で既に神経親和性が高く、眼球周辺や視神経や脳の近くに集中しやすい。
免疫機能の免疫反応により高熱・眼痛・軽い炎症を引き起こす。
その際に出す『分泌液』により光への執着と高所への志向を与えるが
これは暗い場所だと落ち着きが無くなり、明るい場所へ行くと安心するという【暗いと不快だから明るい場所へ逃げる】感じである。
高所への志向も前庭系が影響を受けて【判断力の低下や危機感覚が鈍り高所を危ないと感じにくくなる】というものである。
つまりこの眼線虫の出す『分泌液』はドーパミン系やセロトニン系、神経炎症性サイトカインを乱す効果があり、だから興奮や不安、強迫的行動、異常な執着を見せる訳である。
まさに、脳を操るというよりかは、脳を惑わして誘導する感じ。
カラスなら目がかゆくなるだけで普通に飛べば高所に行けるし、ネズミは屋上や屋根に上って餌がないかうろうろして俊敏性が低下してるから捕食されやすくなるだけで済むが、人間の場合はこれらが過剰に作用してしまい、危ない場所へ登って落下して死亡。という顛末を迎え、かくして今章の幕が上がる訳なんですね。
★この眼線虫はアメリカで猛威を振るう?★
アメリカのカラス(アメリカガラス)は都市部に大きなねぐらを作り、季節間移動もするという話で、非常に魅力的な生態なんですね。
中間宿主のネズミも、港とネズミは非常に相性が良く、CDCも湾港から入って来たネズミが土着のげっ歯類に病原菌を移しているという文献があるようです。
あと、カラス(卵が糞で排出)→噴水の水、土壌→(補助として虫やカエル)→ネズミ→カラスは世界中の大都市にぶっ刺さるライフサイクルですし。
それにこの世界ではご存じの通り、寄生虫のスペシャリストたるルシアさんが解雇されている等のCDCの大編成が行われており、それにWHOから脱退しているのが決定している(まだ2025年舞台な)ので、情報共有が遅れている可能性が大きいです。
日本以上にただの高熱病、高熱による異常行動、事故として片付けられる可能性が高いです。
つまり、アメリカの方が大成する可能性があるレベルに猛威を振るいそう。
そうなるとルシアの両親が居る、南部のチャールストンが危ない…! けどまぁそれは別のお話……
そしてアメリカよりも台湾や中国、東南アジアの方が猛威を振るいそう気がする。
★2026,4/25に目黒の寄生虫館に行った記念★
目黒の寄生虫館に行きましたが、確かにこのカラス眼線虫は最強の寄生虫ではないように設定しましたが、それにしても弱い印象を受けました。
40度の高熱を出すが解熱剤や炎症止めをぶち込めば大人しくなり、末期状態にならないと失明しないとか雑魚ちゃうか?と…
いや違うんですよ。こいつの怖い所は死に至る症状や目に見える皮膚病のような症状じゃないんですよ。
「なんかダルいな…目痛いな…うわっ40度の高熱じゃん!でも医者行くの金かかるし面倒だな…。風邪薬飲んだら2,3日で治るか…」といった判断をして放置していたら
無意識的に、暗い場所に不快感を覚えて電気スタンドを大量購入していたりするんですよ。
そして最終的に「後で罰金払えばいいか」と謎の判断を行って、立ち入り禁止の屋上に、ドアぶっ壊してでも侵入しだして、アンテナや鉄塔や突起物に登りだす事なんですよ。
発症してる彼の中では筋通ってるんですよ、これ。
確かに作中、結局は自然派の方ぐらいしかガチ感染してませんでしたが、これは放置していれば誰にでも起こり得る事なんです。
ただ、大抵は「うわっ40度の高熱だ!」と言って医者や診療所に駆け込んで医療キャパシティを圧迫させるだけで済んでるです。
解熱剤や炎症止めぶち込めば大人しくなるのも、だからこそ広域に広がるまで分からなかった理由ですし。
良くも悪くも、このカラス眼線虫はあくまで己の繁栄を望んでおりその為に運命の相手たるカラスと仲良くなるように進化しました。
むしろ彼は相手が誰でも態度を変えない真面目な寄生虫であるんです。
人間の身体から生きて出られた試しがないから「なんで!!この人間とかいう生き物は高い所に行かせると死んじゃうんだよ!!?生きてカラスに目玉を食われろよ!!!」と逆ギレしてますが……
そんな訳でおしまいです。




