なんで俺がこんな目に……
転生要素がまだ出せていない……だと!?
更新頑張ります。
空気が、重い……。
「素敵なサロンですわね」
「ここは王国の美しき大地を表現した庭が見どころのサロンなのです。
お気に召していただけたのならば幸いにございます。」
「えぇ、本当に美しいわ。エスコートしてくださったあなた様もね」
「皇女殿下……」
「あら、ごめんあそばせっ」
表向きはにこやかだが、何を考えているんだこの皇女様は!
「ただいま急ぎこの度の一件について、我が国王陛下と公爵へ知らせを向かわせております」
「私からも、父である皇帝陛下のもとへ向かわせておりますわ。
でもご安心くださいね。親睦パーティーが続いていることも伝えておりますわ!」
「ご配慮痛み入ります」
「配慮というほどのものではないのだけれど……まぁ、それは追々ですわね」
無理難題を押し付けられなければいいのだが……。
俺はまだ父上のようにはできない。一歩間違えたらパニックで大失態をおかしそうだ。
父上ぇ……早く帰ってきてください(泣)
「それでは……殿下、これか……
「「私のことは、エリー、もしくはリリーとでも呼んでくださいな」」
はっ……??んんっ、失礼。一瞬頭が理解するのを拒んだぞ!
突然何言い出すんだこの女!
「お戯はおやめください殿下」
「まったく、おかたいのね。戯れではございませんのに」
「余計にいけません!」
「ふふっ、お互い緊張がほぐれたかしらね?」
「えぇ、そうですね」
なんとか和やかな時間が過ぎていた。
詳しい話し合いは、父上たちが帰城してからってことにできたのはよかったな。
俺にはここまでが精一杯だ。
「それにしても、エヴァリーヌ公爵令息とのお話は有意義なもので大変楽しいですわ!」
「それは嬉しいかぎりにございますね」
「ねぇ、もう少しお時間はございまして?」
「もちろんです。まだ夜には少し時間がありますしね」
俺はとてつもなく混乱している。
今までこの皇女様がここまでにこやかに話す姿なんて見たことがなかったから。
いや、婚約者があれじゃぁ神経も休まらないか……。
あれがこの国の王太子だったなんてな。いや、まだ王太子か。
何とかして立て直さないといけないけれど、もう俺はやりきったし!
あとはそこそこ緩くやっても許されるかなぁ……。
「明日はまだ使いも帰ってこないでしょうし。もしよろしければ王都へ行ってみたいのですが……」
「それでは案内役を用意いたしましょう」
「あの、そのことなのですが……。あなた様に案内をお願いしてもよろしいでしょうか?」
「私にですか?」
「お忙しいでしょうか?」
「わかりました。ぜひその大役つとめさせていただきます」
「ありがとうございます。王国での楽しい思い出が増えましたわ!」
あの、まだ行ってませんけど!?明日の話なんだけど!?
すごいプレッシャーかけてくるじゃんこの皇女様……。
後数話で完結予定ではあります。
ストレスフリーでふわっと読めるを目標に、楽しんで頂けるよう頑張りたいと思います!




