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墓標  作者: 杉孝子
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空から見れば


何気なく見上げた空で

名も知らない鳥が飛んでいく


鳥のように大空を飛んでみたい

空から見下ろす地上は

どんな風に見えるのだろうか


君と過ごした日々も

君と一緒に言った場所も

この空の遥か下、遠くに見えるだろうか


人間なんて、ちっぽけに見えるだろう

君を失った俺の悩みなんて

大空から見れば無いに等しい

それでも心は君を求めてしまう


『そんなに苦しんでどうするんだ 』

『この人生を、楽しく生きていこうじゃないか』


でも、君がいない今

何を楽しめというのだろう


いったい何を悩んでいるのか

それさえも、今の俺にはわからない


君が去った日から

俺には何も見えない

何がそれほど苦しいのか

失ったものが大きすぎて、重すぎて


人生を楽しむことを優先させれば

君の影も消えていくだろうか

俺の苦しみは消えていくだろうか


人生をもがき苦しんで生きるより

楽しい時間が長ければ

それでいいのに


それでも

なぜか今の俺には

人生を楽しむことができない


お読み下さりありがとうございました。

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