二話 明るみと前夜祭
いつも読んで頂きありがとうございます♪
ストレス発散目的と本格的に書き始めました。
それでも拙い文章力ですが最期までお付き合い下さい。
この作品は完結まで書く!
――二年の歳月というのは馬鹿に出来ない――
広場に急設された宴場で王太子殿下は少し酔いつつも言葉を吐いた。
学術院時代に聞き及んでいた噂の真相は事実とあまりにも乖離が激しく、本格的な査察を終えてからと言うもの、心底タリオ達を王都に残せなかった事を悔やんだのだ。
日々の過ごし方や意識の持ち方次第で幸福度が化ける様を肌で感じ取れたのは査察団にとっても思わぬ収穫で、護衛の騎士達も気を良くしたベアラーにより無理強いさせられていたが今ではすっかりできあがって宴は盛り上がっていた。
「王太子殿下直々の勅命である、まだまだ呑むぞ!」
「流石は騎士様方、飲んじゃえ、飲んじゃえ〜!」
村に来て三日目の夜、ロベリー筆頭に村の娘達がお酌をついて周る度に査察団の村に対してどこか距離を置いていた堅苦しさは次第に解けていた。
「村民も捨てたものではないでしょう。」
スンデが宴席でそう語ると、王太子殿下諸々頷く。
すると、一人の騎士がスンデに問いかけた。
「この村は村と呼んでいいものなのでしょうか?それに、〝捨てられた集落〟なんて言葉は不釣り合いで……今では不愉快極まりないですよ、スンデ様。」
査察団からしてみれば王都出発前に選抜された面々は気が重かったらしい。
なんせ査察の日程では〝捨てられた集落〟に半月ほど滞在する予定と知った時は誰もが青ざめたという。
一体何を調べるというのか、そもそも滞在する意味はあるのかと王宮内でも、取り沙汰されて一度は白紙になった経緯もある。
しかし、いざ来てみればそこは村とは言い難いほど建物はしっかりと造られていて、衣食住にまつわる職や施設が揃う。
まず食に関する、特に新鮮な海産物は王都で口にする物とは別物で、全く味が違うと感じるのは産地で獲れたてならでは。
衣に関しては村の縫製職者の腕もさることながら森林地帯の素材や畑などで採れる質が良い。
査察団がそれら製品を手にしてみて驚いたのは品質もさることながら王都行商隊が何故か流通を拒んでいた事実が明るみになると一同は首を傾げた。
そして何よりも王都より近い距離に森林地帯、厄介な迷宮があるからか滞在二日目、魔物の襲来時における村の対応力や少数ながらも屈強と呼ぶに相応しい村の自衛力を目の当たりにして査察団の〝捨てられた集落〟に対する印象は真逆に反転した。
そんなものだから騎士や魔術士、内政官や侍女までもが海村の虜になってしまった。
当然、王太子殿下も第一王女もだ。
「先日も王太子殿下に申し上げました通りこの村が小さな王都の様な景観に変わったのは、我が孫世代達に好きな様にしなさいと言って王国奉仕で得た知識や知恵を彼等なりに駆使した結果でございます。」
「行商から噂は聞いていたが、まさかこれほどまで立派な造りになっているのは……ロウの仕業かな。」
「やはり同期とあればお気付きになられますか。ロウは戦闘に関しては空っきしですが、治水や整地などの土木技術や建築技術は幼少時から親の背中を見ておりましたから自然と覚えたのでしょう。学術院時代は何故か埋もれていた様ですが。」
ベアラーは眼光を鋭く光らせながら、査察団を見つめたが、そこには何故だと言わんばかりの感情が滲み出ていた。
教鞭役の実習課程では、ロウは常に最低評価と内申されていたが、ベアラーはロウが勧誘を受けなかった裏を薄々勘ぐっていたが、その予感は見事に的中した。
「内政科の講義や実習で当時の担当員は何を見ていたのだろうなグラウス。それとも退役後たったの二年でここまで腕を上げたというのか?」
王太子殿下の近衛騎士長グラウスが首を傾げながらも薄々感づいていた想いを打ち明ける。
「王太子殿下、恐れながら申し上げますと、出自差別かと。」
「くだらん。逸材探しは機能していないのは明白。それに、ミントに関しても昨日の魔物との交戦において功績を皆、見たであろう。貴重な四種属性魔法士をみすみす逃すとはな。タリオについては最早言う事無いのは皆、解るな。」
ベアラーの怒りが滲んだ口調に査察団は無言のまま頷くと、宴席を仕切り直す形で時は進んでゆく。
「スンデ様ぁ、タリオは何処ですか〜?」
悪酔いした第一王女が侍女達の制止を振り払いつつスンデに問いかけるものの、その様子に兄であるベアラーは頭を抱え、近衛騎士ルーヴは面目なさ気に王太子殿下に跪く。
ベアラーは掌を一度掲げ、責めることはせずにフェリスを宿舎へと連れて行くように促すと、一行は宿舎へ向かおうとするが、フェリスは醜態を晒しつつ可愛らしく暴れる。
泥酔寝落ちの間際に呟いた王女はタリオに対する執念深さを強く示すと近くに居た者達は皆驚いたが、王女が彼の名を口にする度に暴れるからか村で仕立てたばかりの身に纏うドレスの胸や太腿が開けてしまうと、ある者は酒を吹き出し、またある者は視線を逸らしたり、呆気にとられたり、侍女達やルーヴは咄嗟に対処するが、飛び上がるように席を立った兄の逆鱗に触れ、寝室へと強制連行される。
それを観て村民は日増しに第一王女の人間性に親近感を持つようになるのだが、スンデもベアラーも騎士達もフェリスの品格について悩むこととなる。
「で、最大の功労者であるタリオはどこへ行ったのかスンデ殿はご存知か?」
「えぇ、今頃はミントと共に浜辺でしょうな。あ奴らは幼き頃から浜辺の月明かりを眺める習性がありますゆえ。」
王太子殿下にスンデはそう言うと、着席した彼は思いふける。
「二人は……その、まだ婚姻は交わしていないのであったな……あの二人は一体いつになればくっつくのだろうか。」
昔から仲睦まじい間柄の二人ではあったが奉仕の六年間で全くといっていいほど、その距離は縮むことはなかったからかその後の動向については幾度かベアラーはタリオ宛の手紙にしたためていたが、返ってくる手紙にはその手の話は一切無かった。
それゆえ、一友として、男として今回を機に話をしようと考えていたようで、気になっていた。
「ミントはくっつく気満々だが超奥手なのは相変わらずだし、タリオはありゃ最早、馬鹿だろ。以前に似た質問してみたけど村の改良や魔物駆除、道具造りに何より迷宮漁りで忙しいだとよ。本当、心の芯まで脳筋だからな。」
酒が入り気分良くなったロウがそう話すと、査察団一同関心を寄せ、ベアラーはロウに問う。
「迷宮漁り?」
「あぁ、北の森でルガードさんとハリュネさんの三名パーティで緑の迷宮に行って、毎回馬鹿みたいに資源やら宝を持って帰ってくるんだけど、あんな不気味で気持ち悪い所に飽きもせずよく行くもんだよ……ベアラーからも言ってやってくれ、三名で行くのは良いけど、一人だけではいくんじゃねぇってよ。最近一人で森や迷宮にしょっちゅう潜ってんだよ、アイツ。」
その話を聞いて皆が激しく動揺し、和んでいた場は一気に締まる。
「今、緑の迷宮と申されましたか!?」
「えぇ、緑の迷……。」
グラウスから問われた威圧感にロウは思わずたじろぐと、ふと同卓に居たルガードとハリュネの方に視線を向けたが、皆同様に二人も絶句していたが、我に返ったルガードは大声を上げた。
「おい!いつからタリオは一人で迷宮に行った!?」
「え〜っと……初めて四人で狩ったのは二年前に帰郷してから半年後だから一昨年の秋かな。樹魂の素材が必要だからって初めは森に四人で潜り始めたのが切っ掛けで、最近はルガードさん達が留守してる時は慣れちまったからか味を占めたように何度も一人で狩ってくるんだよな。」
ルガードが片手で顔面を覆うと、その横でハリュネは腹を抱えて大笑いしたが、ルガードはそれに対して呆れながら笑い事ではないと呟く。
「良いじゃない、彼らしくって。」
「こないだなんてルガードさんとハリュネさんが居ない内にって幾つもの黒蛇なんか狩ってきては解体作業手伝わされてさ、毎度毎度、あんな大物よく魔法袋に入ったなって感心した。」
「黒……蛇……?」
「そう、学術院でも教わらなかった柄してたっけ……確かまだ鱗や皮は村の倉庫にあるはずだから持ってこようか?」
想像の斜め上を行く言葉を聞いたハリュネは一瞬顔を曇らせ、査察団はもしやと勘繰るも唖然とする。
少ししてロウが持ち運んできた魔法袋を開けると素材がびっしりと詰まっていて、ベアラーはそれを取り出すと鮮やかに黒光りする鱗と綺麗に捌かれた皮を手にして吠えた。
その叫び声に村民は驚いたが、なんだ素材かと呟き、彼等は平然とまた酒盛りに戻ると、ベアラーはその様子に呆気にとられ我に返るとロウを問い詰める。
「待て待て待て、おい、ロウ!黒鱗大蛇だろ!?」
「ん?なんだ、知ってんのか。迷宮には、うじゃうじゃ居るからな。偶に森まで出てきて生態系ぶち壊しやがるからその都度タリオやミントやロベリーと狩って俺が調理して……。」
「はぁっ!?調理ってお前等黒鱗大蛇喰ったのか!?」
ロウが不思議そうな面持ちで再三解毒処理した上でと頷き卓に並ぶ料理の一つに指を差すと査察団はざわめく。
緑毒大蛇が高価で貴重な食材の一つとして大陸中に流通しているのはロウも学術院時代に知っていたが、文献に載っていない事もあって売れないと思い、四人でその場で処理していたのだった。
だが、何故そう思ったとベアラーから強く詰められると彼は緑毒大蛇より鱗は堅いものの毒性が弱く、ミントの解毒魔法一つで封殺でき狩りやすくなる点や逃げ足が遅い為に格下扱いと見做していた。
ましてや、黒鱗大蛇をいつ頃からかタリオ一人で狩ってくるものだからロウはそこまで危惧していなかったのだ。
「超がつくほど希少価値が高い最上級魔物だ!ロウの馬鹿野ロウ!」
ベアラーは酔いの影響もあってか大いに叫んだが、ふと先ほどのロウの発言が引っ掛かった。
「ロウ……今しがたまだって言ったよな?何に使った!?言え!」
「何って……村の農具や工具とか家の外壁や村の防壁だけど不味かったのか?頑丈だから良いと思ったんだが。それに、タリオの奴が馬鹿みたいに狩ってくるから嫌でも消費しねぇと倉庫の中、溢れるしさ。」
「お前らっ……。」
「黒鱗大蛇となると、やはり迷宮の調査は必要ですね……というか王太子殿下、色々可笑しいですよこの村は!道理でえげつない魔素をあちらこちらから感じる訳です!」
査察団の内政官がそう言うと、常識外の友人達に疲れ果てるベアラーだが、何かを思い立つとロウを連れ出してその場から立ち去った。
「ほぅ、中々どうして……孫も成長したものだ。」
スンデだけはその場で笑い呆けた。
月明かりに照らされた浜辺で介抱を続けるミントの膝枕にてタリオは眠りこけていた。
タリオの寝顔を眺めながらミントは束の間の幸福を人知れず噛みしめつつ密やかに酔い冷ましとなる回復魔法をかける。
穏やかに揺れる海面の明かりと波音しかしない浜辺を見廻すと人影が無いことを良いことにミントはタリオの頭に右手を添え当て、彼が目を覚まさぬよう静かに、なれど慈しむが如く何度も頭から顎先迄、愛で撫で、不意に小さく白状する。
「ありがとう、タリオ。……大好き。」
昨日の魔物による襲撃で査察団の援護についていたミントが綻ぶ連携の隙を突かれあわやの惨事に見舞われかけた所をタリオが難なく処理してみせたのだが、駆け抜ける姿が脳裏に焼き付いて離れない。
そこに、何年も溜め込んでいる想いも相まりそっと呟いてしまうと、恥ずかしさの余りにふと我に返り顔を紅潮させるが、ここ数日間の慌ただしさを忘れようとせんが為についにミントは決心する。
静かな寝息をたてるタリオの寝顔に影が重なる。
月明かりの僅かな光量はミントの長い髪に遮られてタリオの精悍な顔は暗闇に飲み込まれかけようとした寸前、彼女が背を預けていた岩の陰から突然ベアラーがロウを引きずって大声を上げながら現れ、ミントは心の臓を最大限に抉られる。
「ほら、言わんこっちゃねぇ。」
そう口ついたロウはベアラーの頭に血が上ると大胆になる悪癖を止めようともしなかったのは理由があった。
深い夜に誰もいない薄暗い浜辺ときたら野暮の最中であると言葉より体感させる方が良いと踏み切ったからだ。
そして振り返ったミントの何とも言えない羞恥顔に流石のベアラーも戸惑って、言い訳がましくなる。
「……ん。」
ミントの膝上で目を覚ましたタリオは三人其々の表情を見ると、眠気眼を擦りつつ立ち上がる。
気まずい雰囲気ではあるが、話が拗れる前にロウが黒鱗大蛇について切り出す。
それを聞いて寝ぼけながらもタリオは平然としていて、ミントは恨み気味にベアラーに答える。
「ところでだ、ベアラーは何で土下座してんの?」
ロウがタリオの肩に手を置くと、呟く。
「お前って、本当空気読めねぇのな。」
タリオの頭上に視えない疑問符が浮かぶが、ベアラーもミントも顔を赤らめる。
自然豊かな場所で育ったとはいえ、あまりにも天然すぎる男の有様にロウは心底愛想を尽かす。
四人して宴席に戻ってきた頃には、卓上でスンデとルガードら筆頭に森林地帯及び緑の迷宮攻略会議が開かれていた。
タリオはその議論の中で森林地帯の地図上にそれとなく指差し周囲を唖然とさせる。
「なぁ、まさとは思うけど……一人で巣穴まで行ってないよな?」
空気の読めないド天然な気性もこればかりは気不味そうに黙り込み視線を背ける。
そんなタリオを見て流石のロウも呆れた。
1年半前に四人でやっとの思いで倒した黒鱗大蛇を根絶する為に最近では一人で狩っていたと白状するタリオだが、元々は樹魂の素材を得る為に向かった森林地帯で黒鱗大蛇が横槍を入れてきたというのが事の始まりらしく、件の蛇については露骨に嫌な顔をして話し始めると、その事実に査察団は狂気を感じた。
緑毒大蛇とは違って群れで行動する黒鱗大蛇は常に二体一組だという。
食す物は、主に樹魂や、それこそ騎士団を大編成してやっと討伐出来る大型の魔物。
そうと知った査察団の表情は歪みに歪む。
だが、腕に覚えがある冒険者ならば狩れないことも無い事実にルガードとハリュネはもとより、元冒険者のスンデも納得していた。
「なぁ、ベアラー。査察団は驚きっぱなしだけど、装備整えりゃ何とかなると思う。それと、最近気付いたんだが、習性を利用すればもっと楽に狩れる。」
「習性?」
タリオはベアラー達に待つよう伝えると何処かに向かって走っていったが、暫くすると両手で抱えられる大きさの木箱を持って戻ってきた。
会議場の卓に置かれた箱の中身を確認すると、無色透明の液体に漬け込まれた茸が瓶詰めされており、かなりの本数がある。
「これは、解毒草から採れた抽出液をトキシン茸に漬け込んだ物なんだが、緑毒大蛇は更に本数が必要になるけど黒鱗大蛇……だったか?一体につき、これ一瓶で事足りる。」
「……根拠は?」
「ロベリー達と実験も解剖もして辿り着いた結論がある。」
ベアラーはそう聞かされると黙り込み腕を組む。
「本当にタリオ一人で黒鱗大蛇を狩ったのか?」
ベアラーが暫く黙った後にタリオに聞き返すと彼は満面の笑みで応える。
「なら、明日にでも討伐するか?ルガードさんもハリュネさんも居るし、それに査察団からしても有益だろうし。」
皆が激しく動揺すると、スンデは元々、査察団の目的である森林地帯の調査の旨を告げ、グラウスも心強い味方勢の存在と未知への興味が深くなったゆえに王太子殿下に取り入った。
「準備は何をすればいい?」
王太子殿下の一声に査察団の眼の色が変わる。
「そうだな……トキシン茸はあるからそれを使えば良いし、後は装備だな。ミスリル製の剣だと仕留めるの難儀するから……ロウ、あれらを皆に渡してくれ。」
するとロウはバツが悪そうに小声でタリオへと聞き返す。
「おいおいおい、タリオ正気か。あんな物渡したらベアラーの奴キレるぞ。」
「なに、慣れてしまえばどうってことないさ。それにあの鱗は硬すぎて騎士達のミスリル剣が折れてしまえば弁償出来やしない。」
「いや、そうじゃなくてあんな物を渡すと何言われっかくらい想像つくだろ。」
「逆を言えばあんな物でも感想を聞ける絶好の機会かもしれない。多種の武具に扱い慣れてる騎士の意見なんてそうそう聞けないから。」
ロウは半ば呆れつつも村の倉庫から運んできた剣の束が納められた木箱を査察団の眼前に置くと、その中から一本の短剣を取り出し卓へと置いた。
査察団はその短剣の姿形を見ると驚愕しベアラーが口を開く。
「勘弁してくれ。」
その一言に込められていた感情は呆れを通り超えた強い疲れである。
それを察してか近衛騎士長グラウスはタリオに対して疑問を投げつける。
「この一振りの短剣の素材は黒鱗大蛇の革や牙骨でしょう。王都、いや国内でも早々見かけない出来栄えで恐ろしいのですが、先程申されたあれらと言うと……他にもあるということでしょうか?」
「えぇ、皆さんもご存知の通り昨日の襲撃は頻繁にあるので骨や肉などの素材や食糧は消費しなければなりません。でないと村の倉庫が溢れてしまいます。かと言って魔物の素材は放置厳禁。地に埋めた所で新たな迷宮の発生や野良生物が食べて進化……など捨て置けませんから。こうして武具や他には農具、衣服、住環境資材に充てがっているのです。」
グラウスにタリオは説明するも、彼同様に一同は動揺を隠せない。
リーズン国では緑毒大蛇の素材ですら貴重でまともに素材を扱える者を数えるに片手で事足りる話なのだが、製作者がタリオという事実が如何に王宮の方針の在り方が杜撰か認識させられる。
査察団の眼前に置かれたそれは並の鍛冶師では作れぬと言い切れるからだ。
「もとより森林地帯の調査は本筋。此方としては願ってもない協力の申し出だ。タリオ、道案内役を頼めるか?人員に関して君が決めてくれ。」
「なら今日は前夜祭だな。作戦は改めて明日の朝に説明するよ。」
王太子殿下の一声にタリオはそう返すと明日の調査に向けて颯爽と準備を始めようとしたが、スンデがそれを制止する。
振り返ったタリオはスンデの後で物言いたげな憤怒の顔を見た瞬間、彼の祖父が言わんとすることが読めていた。
ここまで読んで頂きありがとうございました♪
極力サボらず毎日マイペースで少しずつ書き出してますが
一身上の都合により不定期更新となります。
また次話読んで下されば嬉しいです♪
書き溜め… …_φ(・_・




