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第1話《今世》

第2話執筆中、《思考加速》のスキルレベルが足りないと感じたので修正しました。

 俺が異世界に転生し、2日目。‥‥だと思う。

 昨日のステータスの一件もあり、すぐに寝たからな。


「フィーちゃん、朝ですよ〜」


 ドアが開き、見知らぬ人が現れる。美女だ。

 おそらくは、俺の母親だろう。


「あい〜あーっあ〜え」


 やはりゼロ歳。全然しゃべれないが、母親はなんとなく分かったようだ。


「そろそろご飯ですね〜はい、どうぞ〜」


 母親‥‥母さんのミルクを飲む。

 やっぱり俺はゼロ歳なんだよ!けどなあ、心は十七歳なんだよ!

 つ・ま・りぃ!!くっっそ恥ずかしいんだよ!!


「ゴクゴクゴク‥‥(あぁー!くっそ恥ずかしい!)」


 それから少しして、食事(拷問)が終わる。

 俺の気力がなくなっていた。


「あぁ〜うあえ」


 この声を満足と勘違いしたのか、母さんは笑顔で、


「い〜っぱい飲んで美味しかったですか〜」


 うん、まあ美味しかったよ!?それ以上に恥ずかしいだけなんだ。

 そして、またドアが開く。そこには、イケメンがいた。


「リーヴェリア、フィーレンの様子はどうだ?」


 みた感じ俺の父さんかな?


「ええ、元気いっぱいな良い子よ」


 どうやら、母さんはリーヴェリアと言うらしい。


「ならいい。‥‥そうだ。まだ抱っこをしてやれなかったな。ほうら、たかいたかーい」


 俺はつかまれ、高く持ちあげられる。

 正直、めっちゃ怖い。ガクブル。やばい、泣きそうだ。


「うぇぇ〜〜ん!!びえあーん!おぎゃー!!」

「しまった!リーヴェリア、どうすればいい?」

「あらあら〜泣いちゃたわね。よ〜しよ〜し」


 母さんがあやす。次第に落ち着いてきて、俺はなきやんだ。

 はぁ。親の前でなくとかどういう醜態なんだ?

 あっ‥‥そういえば、父さんと母さんのステータスを見てなかったな。

 あまり見ちゃいけないんだろうけど、今のところ参考になるような情報がないからな。

 ‥‥‥《真理の魔眼・鑑定》起動。

 こんな感じでいいかな?

 そして、俺の目の前に二つの青い板が現れる。


 ━━━━━


 Nグレイゼル・エイプレイ

 LV87

 J《剣豪》


 ステータス


【HP30439】

【MP4730】

【STR4876】

【INT1947】

【VIT3764】

【MIND2804】

【DEX4167】

【AGI3941】


 《スキル》


 《剣術・改LV2》

 《魔力操作LV6》

 《風魔法LV6》

 《毒耐性LV5》

 《麻痺耐性LV5》

 《痛覚耐性LV7》

 《斬鉄》

 《魔刃LV4》


 ━━━━━


 うん、かなりヤバそうだ。レベルの上限は分からんが、俺のステータスと比べても圧倒的なのは分かる。母さんのほうは‥‥‥


 ━━━━━


 Nリーヴェリア・エイプレイ

 LV84

 J《魔導師》


 ステータス


【HP17570】

【MP51994】

【STR1754】

【INT6348】

【VIT2576】

【MIND3749】

【DEX3947】

【AGI1899】


 《スキル》


 《水魔法・改LV1》

 《風魔法LV7》

 《白魔法LV9》

 《魔力操作・改LV4》

 《毒耐性LV2》

 《痛覚耐性LV2》

 《棒術LV5》


 ━━━━━


 あぁー‥‥‥母さんもすごいなぁ。さすがにこのレベルがポンポンいたりはしないよな?そうだとしたらさすがに俺も生きていけないな。‥‥‥。あっ、なんでステータスが細かいんだ?正直、四桁ステータスで二桁レベルだと、数千数百数十までで、1の位は消したほうが楽だが‥‥‥?

 こんな時こそ《真理の魔眼》の出番か?

 ━━━《真理の魔眼》、起動。

 ステータスの表面上の数値じゃだめだ。もっと奥深くを視るんだ。


 ━━━━━

 ステータス


【HP34039】

(300×87+7939)

【MP4730】

(50×87+170)

【STR4876】

(50×87+526)

【INT1947】

(20×87+207)

【VIT3764】

(40×87+284)

【MIND2804】

(30×87+203)

【DEX4167】

(40×87+687)

【AGI3941】

(40×87+461)


 《スキル》


 《剣術・改LV2》

 剣術スキルの進化。剣術レベル10が必要。

 《魔力操作LV6》

 魔力を操る技能。要求なし。

 《風魔法LV6》

 風属性の魔法。要求なし。

 《毒耐性LV5》

 毒に対する耐性。毒を食らう。

 《麻痺耐性》

 麻痺に対する耐性。麻痺になる。

 《痛覚耐性》

 痛みに対する耐性。何度も大ダメージを負う。

 《斬鉄》

 鉄をも断つ斬撃。何度も鉄を切る。

 《魔刃LV4》

 飛ぶ斬撃。魔力を込め、斬撃によって飛ばす。


 ━━━━━

 ‥‥‥かなりの情報量だったな。でも、スキル入手の方法が分かったな。これは嬉しいし、誤算でもあった。一応、本当の目的は達成したな。‥‥‥俺のステータスも視てみよう。

 ━━━《真理の魔眼》、起動。


 ━━━━━


 Nフィーレン・エイプレイ

 LV1


 ステータス


【HP10】

(10×1)

【MP101】

(101×1)

【STR1】

(1×1)

【INT16】

(16×1)

【VIT1】

(1×1)

【MIND6】

(6×1)

【DEX6】

(6×1)

【AGI1】

(1×1)


 《スキル》


 《真理の魔眼》

 ありとあらゆる情報を読み取れる。資質スキル。

 《模倣》

 自分が知っている事象、現象を再現する。資質スキル。

 《成長限界突破》

 年齢、レベルの限界を越えて成長できる。転生スキル。

 《剣製》

 剣を創造できる。資質スキル。

 《魔力操作LV1》

 割愛。

 《痛覚耐性・弱》

 弱い痛みに対する耐性。命に関わらない程度の重傷を負う。

 

 ━━━━━

 資質スキルとか言う新しいものはまあいい。‥‥‥いやよくないが、それよりもだ。ステータス計算の特徴は分かった。どうやら、×の前はレベルで上がるステータス、後はレベルを表している。一番最後の+は、おそらく強化値だろう。追加される条件はレベル2以降の筋トレなどか?

 ‥‥‥まあ、俺のカンではあるんだが。


 よし、ステータスはこんなもんでいいだろ。

 ‥‥‥これからは『ステータス上げ』の時間だ!!

 いや〜実は俺、とっっても楽しみだったんだ!だから‥‥全力でやるぞ!‥さて、どこまで上がるかな?


 ━━━━━《五年後》━━━━━

 あれから五年。俺は、飽きることもなく、ずっとステータスを上げ続けた。これに関しては、俺だけじゃなくて、ゲーマーなら大体できるだろ。だから何らおかしくない。


 さて、今の俺のステータスは‥‥‥


 ━━━━━

 Nフィーレン・エイプレイ

 LV1


 ステータス


【HP120】

【MP1800】

【STR12】

【INT35】

【VIT5】

【MIND20】

【DEX25】

【AGI5】


 《スキル》


 《真理の魔眼》

 《模倣》

 《成長限界突破》

 《剣製》

 《魔力操作LV8》

 《痛覚耐性LV3》

 《魔刃LV6》

 《刃界LV2》

 《火魔法LV2》

 《水魔法LV4》

 《風魔法LV4》

 《氷魔法LV2》

 《雷魔法LV4》

 《百重詠唱》

 《思考加速・改LV5》

 《独創魔法》

(瞬雷)(瞬間加速)(アイスマシンガン)(伏雷)(氷界)(ルートチェンジ)


 ━━━━━

 ‥‥‥こんなもんか。正直、かなり増えたと思う。あっ、一番大変だったのは、魔法の片付けだな。ばれないようにがんばってたよ。


 次は、俺がなにをしているかでも話そうか。‥‥‥



 ━━━━━

 《sideグレイゼル》

 本日、息子が五歳となった。‥‥‥五年が経つのは早いものだ。

 まずは0歳の時の様子だ。


 我が息子‥‥‥フィーレンは、かなり利口な子で‥‥いや、恐ろしいくらいに利口だった。

 ほぼ泣かないし、何かあった時は私たちを呼ぶ。


 一番驚いたのは、魔力を操作していたことだ。それも産まれてすぐにだ。本来、0歳児は、本能的に動くもので、あんな魔力操作は出来ないなずだ。

 これには、妻も驚いていた。‥‥‥いや、驚いていたというより、喜んでいたな。まあ、私があの時一番驚いたのは、妻に対してだった。

 ‥‥‥まあ、それはいい。


 あれから五年、毎日魔力操作をしていて、一歳からは魔法を使い続けていた。その忍耐力は驚くべきだと思う。


 ‥‥ここまで話せば解るだろう。フィーレンはおかしいことに。0歳で魔力操作をし、まるで思考できるようだった。

 この五年間に話した回数は少なくないが、時折ボロを見せることもあるが、基本的に、年齢にあったことを演じていた。‥‥まあ、バレてはいたが。


 ‥‥‥こんなものか。いつか、自分のことを話してくれるだろうとは思っている。これから、どうなっていくのだろうか。


 ━━━━━

 《sideフィーレン》

 ‥‥‥よし、回想おわりっ。回想して思ったけど、なんか俺のやってたことがバレてたっぽ

 い。根拠は俺のゲーマーとしてのカン。


 ‥あ━━。やっぱ俺の前世のことをばらしたうえで協力してもらったほうがいいかな。

 よっしゃ、今日中にでも話しにいくか。


 ━━━━━

 父さんと母さんが見つかり、話しかける。

「父さん、母さん、話したいことがあるんだけど‥‥‥

 」

 さあ、賭けを始めよう。


「ん?フィーレンか。そうだな‥‥‥居間に行こう」


「あら、なら、お菓子と紅茶を用意しないといけないわね。先にお話してちょうだいな」


「ああ、分かった」

 よし、まずは第一の関門をクリアだ。


 ‥‥‥‥‥場所は変わり、居間。

 この話を信じてもらえるかが問題だ。


「フィーレンよ、私達に話したいことはなんだ?」


 意を決して話し出す━━━━━。


「実は僕━━いや、俺には、前世の記憶と呼ばれる物があるんだ。それも人格も含め、ね。父さんも気づいていたでしょ?俺の割と不可解な行動について」


「まあ、確かにそれは私も感じていた。つまりお前は前世の記憶があり、だからこそ、前々から魔法を使っていたのは」


「それは否定できないかな。とりあえず、俺に前世の記憶があるから0歳から色々出来たんだ。そして━━━ここからが本題なんだ」


 俺が本題を話そうとした直前、母さんがやってきた。


「はい、どうぞ。菓子と紅茶ですよ。今どこまで話していましたか?」


「ああ、それはな━━「いや、俺が話すよ。本来俺が話すことだからね」━━わかった」


 俺が『俺』という一人称を使ったことに驚いた母さんがいる。手で口を覆い、目を見開いている。

 俺はまた、父さんと同じような説明をし直した。


「なるほど〜だからフィーちゃんは五歳なのにこんなに聡明なんですね。理由がわかって良かったです!」


 ‥‥‥あまり変な目でみられていないようで良かった。正直めっちゃ怖かったからな。

 ‥‥‥まあ、奇怪な目に晒されるのは慣れてはいるがな。


「‥‥‥俺を信じてくれてありがとうね。それでね、本題なんだけど━━━」


 父さんと母さんが息を飲むのがわかる。そして、俺は口を開く━━━。




今回は割と解説が多かったですね。資質スキルが登場しましたが、まあ、それは次回に。ステータスの上昇の計算は、努力量の一定量の達成×日数で、日数が1の場合にはステータスの上昇は1、日数が2の場合はステータスの上昇は2‥‥‥と、なります。少数以下は適当です。


回想をしてない?それは次の話数かいつかやります。


以上です。お疲れさまでした。

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