プロローグ《2》
後書きを読むことを推奨します。
《side転生者1》
「おぉー!!まじかぁー!この世界に転生するなんてね。しかも主人公のルシオンに転生するとはね」
僕は、転生したらしい。しかも、元の世界で発売されたギャル&乙女ゲーの、《シャイニー&クリエイト ファンタジー》だ。このゲームは、男女両方の希望を満たすためつくられた、ギャルゲー、乙女ゲー、そしてファンタジー要素として、RPGの3つが融合した作品だ。さらに、すべてがかなり高い評価をもらっていて、神ゲーに入るゲームだ。
「僕がヒロイン達を攻略しないといけないのか〜。かなり気が重いな。見てる分にはいいけどね」
‥‥でも、僕は、この世界に対する知識があるんだ。RPGパートの地図やスキルも頭に入ってる。だからきっと、この世界で生きていられるはずだ。
「よし、まずはスキルを手に入れないと。一番楽なのは‥‥《魔力操作》かなぁ」
あれ?魔力ってどうやって操るんだ?まず見えないし‥‥あっ本とかないかな。
僕は、本棚から目的の本を探す。‥‥‥
あった!
「えーっと‥‥魔力を操るには、血流を意識し、血ではない何かを流すイメージかぁ。
まずはやってみようかな」
僕はイメージする。だんだんと魔力の感覚が分かり、意識が鮮明になる。
そうして数十分、頭の中に、覚えた感覚ができる。
「これで‥‥いいのかな?自然とできるようになったけど、魔力は‥‥うん、しっかりながれてるね。‥‥ははっ。本当にスキルが手に入ったんだ。これで‥‥これで強くなれる!」
僕は歓喜に溢れた。これで不幸になる人を救うことができる!
「よし!これから頑張るぞ!!」
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《side転生者2》
私は今、とても驚いていた。
だって、あのゲームの悪役令嬢のクラリス・フェルア・クロネッタに転生したのだから。
「いやぁぁーー!!ナンデ!なんでよりにもよってクラリスなのよ!一体私がなにをしたって言うのよ!前世は真面目に生きたのに!」
ふぅー、ふぅー。なんとか落ち着いて来た。
大丈夫、まだ破滅はしない。
よくよく考えて見れば、今の私はゲームでの《クラリス》ではなく、《転生者》のクラリスなのだ。
まだ行動を変えることができるし、何故か、ゲームのクラリスの記憶もある。
だから、ヒロインに敵対することはない。
むしろ、ヒロインと私の推しキャラである《フィゼル・エイプレイ》との絡みをみれるかもしれないし、そうじゃなくても、ヒロインが幸せなのは嬉しいからね。
「よし!断然やる気がわいてきた!絶対に生き延びて見せるわ!」
‥‥‥ああ、そういえばこのゲームは、《ギャル&乙女》ゲーだったわよね。なら、もしかしたら他の転生者がいるんじゃないかしら?
例えば、ギャルゲーパート、乙女ゲーパートに一人ずつとか。
そうなると、真面目に戦略を練らないと。
まずは私の知識の確認ね。
この世界は、ギャル&乙女ゲーという、男女両方の希望を叶えた素晴らしいゲームね。あと、RPG要素もあったわね。しかもどれも好評だったし。
私は乙女ゲーの方はほぼクリア済み。ギャルゲーの方は、ストーリーに軽く触れただけで、一周しかしてない。
攻略対象は両方とも5人+αの6人。乙女ゲーは‥‥
《アルフォンス・トルマリン・シャインライト》
このゲームの第一王子で、一番チョロい攻略キャラ。イケメン。あと有能。
《ルグリオン・ブレイス・ハイレイン》
ハイレイン公爵家の長男。両親は40ほど(ゲーム本編)である。ツンデレ属性持ち。
《ゼアル・グリザイアス》
商人の息子。最後の一個前に登場。金の亡者。特に特色はないが、ストーリーが濃い。
《アリア・グロース・メリブラ》
伯爵家の次男。女装少年。見た目のコンプレックスから女装を始めた。美少女。
《フィゼル・エイプレイ》
一番最後の攻略キャラ。両親がAランク冒険者。むちゃくちゃ強い。ゲーム内最強の主人公に並ぶ。
《ファントム・ナリシェ・シャインライト》
シャインライト王家の隠し子。裏攻略キャラ。天才で、美少年。デレデレ。
‥‥こんなところかしら?あとは私ね。
《クラリス・フェルア・クロエッタ》
公爵家の令嬢。ヒロインに数多くの嫌がらせをし、悪役令嬢の二つ名を手にいれている。どのルートでも、最後に家から追放される。実は乙女ゲー内で四番目のステータス。
さて。私が死なないように、全力でヒロインをいじめないようにしないとね。
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今回の二人の転生者は知らない。フィゼルの取り巻く状況に。二人は知らない。ゲーム本編前に、ストーリーが崩壊しかけていることに。
どうも、作者です。
今作、「何も知らない《ギャル&乙女ゲー》の逸般人〜フラグブレイカーの廃ゲーマー〜」
についてですが、タイトル詐欺の可能性があるかもしれないです。そこはお気をつけてください。
投稿間隔ですが、1ヶ月に一話から三話までを考えています。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!




