第十五回 おまけコーナー・続き
脱稿して一安心ですが、今度は、打ち合わせの途中で後回しになっていた、おまけのコラムを仕上げなければなりません。
対談コーナーについては、LINE画面風の可愛らしいデザイン案が送られてきました。
キャラの顔がLINEアイコン風に入っていたりして、とっても可愛いです!
……が、この吹き出しに台詞を全部入れないといけないというのは、かなり厳しい……。
担当様には『冬木さんはもう絶対軽く五倍くらいの量を考えてくれている気がする』と心配されていましたが、本当に、五倍は行かないまでも(笑)二~三倍くらいの量を、すでに書いていたのです。
もちろん、最初から後で削るつもりで書いたのですが、ただ文字数を減らすだけで済むわけではないのが、厳しいところでした。
全体の文字数に制限があるだけでなく、各フキダシの中に入る文字数・行数も決まっていて、また、フキダシが交互に来ますから、一人だけに長く喋らせず、用がなくても(笑)片方に相槌を打たせねばならないのです。
かなりタイトな縛りに、最初は、正直、(えっ、こんなの無理……)と思いましたが、いざやってみると、それはそれで、パズルのようで面白いです。
全体の文字数を制限内に保ったままで、各台詞の文字数も制限内に保ちつつ、二人の台詞を交互に配して……と、苦心の末に、なんとかフキダシの中に予定の内容を収めました。
それでも、どうしても吹き出しの数が増えてしまったせいで、デザインのほうに合わせてもらってしまった部分がありますが。
また、キャラ名の由来になった本以外にも、作中では数々の児童書に言及しているので、キャラ名の由来になった本を紹介する対談形式の巻末コラムとは別に、各章末に、作中で言及された本を書影付きで紹介することになりました。
各章末に一冊づつなので、言及されている本、全部は紹介しきれません。
なので、まずは、どの本を紹介するかの選定からで、私が『どの章でどの本に言及したか』を申告し、編集様がどのページでどれを紹介するかを決めたのですが、いったん選んだ本の表紙にイラストがなく、書影が見栄えしないという理由で他の本に変更した……なんていう紆余曲折(というほどでもありませんが)も。
他社の書籍を紹介させてもらうに当たっては、もちろん、各版元の許可を取ってくださいました。
作中で絵本の読み聞かせのシーンがあるのですが、そこで読み聞かせの題材になった絵本についても、版元から引用の許可を得ていただきました。そのシーンを実際に見せて許可をもらったとのこと。児童書好きにとっては畏れ多い出版社である福音館書店様が相手だったので、個人的には、(ひえ~~)という感じでした。
ほんの小さな紹介コーナーをやるにも、こうしてあちこちに許可を求める必要があったりと、一冊の本を出すことは大変なことなんだなあと、あらためて思いました。




