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第一話【何なんだ、あの子は】

 待ちに待った入学式。

 これからはこの俺も緑染ヶ崎南、略して緑南(これは駿河が教えてくれた)の生徒と胸が張れるぜ、と思っていたのだが。


 目の前を通る少女に、俺は目を奪われた。

 気の強そうな目と、自信ありげに逸らされた胸。薄いくちびる。

 そんなことはぶっちゃけどうでもよくて、俺が目を奪われたのは、彼女のその頭に乗った――


 サングラスだった。


 おいおいおい。

 さすがに不思議ちゃん耐性のある俺でも引くぞ? なんだあの子。

 隣にいる駿河に聞いてみる。

「おい駿河、あの女の子知ってる?」

 駿河は俺の方をきょとんとした目で見た。

 なんだその世間知らずを見るような目は。知らないんだからしょうがないだろ。

 駿河はため息をつきながらも教えてくれた。

「彼女は宗良さんだよ。宗良要さん」

 初めて聞いた。そんな人いるんだな。

「元緑北生徒会の人だから、さぞ素晴らしい人なんだろーなぁ」

 ? 緑北生徒会? なんだそれ。

「お前外部生だもんな~。俺は緑南中の上がり組だけど、宗良さんはどうやら隣の緑南中の出身で、その生徒会の一員だったみたいなんだ。緑北生徒会と言えばエリートの集まり。どんな素敵な人なのか楽しみだぜ」

 そうなのか。そんなエリートな人が頭にサングラスのせてるのか。

 ま、俺にわからないこともあるんだろうな。


「で、入学式どうする?」

「は?」

 駿河の言っていることがわからない。入学式って普通に入学式じゃねーのか? 校長先生の長い話聞いたり新入生代表のがり勉っぽいのが挨拶したり。

「それが違うんだよな~。ウチって、けっこう変わってるから」


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