表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/14

牛舎

 「おかしいな……どこにも人間がいない……?」

後太郎は呟く。どこに行っても牛牛牛牛。

人は街中探しても、彼以外にいなかった。

──なら。なぜあの牛は……俺が最初に殺した牛は、人間のことを知っていた?

後太郎は考え、一つの結論に達する。

──人間が、牧場から逃げ出したと言っていたよつな気がする。ならば……街の外に牧場があり、そこに人間がいるのかも……

彼は街の外に出ようと思い立つが、なるべく余計な死体と厄介事を増やしたくないな、とふと思った。

「なら……」

彼は木陰に行き、街を円周状に覆う城壁を殴る。

殴り続けているとファンファーレが鳴り響き、対壁の攻撃レベルが2に。3に。4に──そしてボゴォ、という音とともに大穴が空いた。

「とんだ無駄足だったな。」

彼は街を去り、牧場を探し始めた。


 「お、あれは……」

城壁に沿って歩いていると、街に隣接した巨大な建物が見つかった。見覚えのある形。

「牧場というよりは……牛舎か」

ここから人間が逃げだすとしたら……彼らは囚われているのだろうか?

「助けないとな、あいつら牛に好き勝手されるのは腹が立つ……」

後太郎は牛舎の壁を一撃で破壊し、ファンファーレの音とともに侵入した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ