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街
あるき続けた後太郎は、ようやく街にたどり着く。門番を粉砕し、門は殴り続けると壊れた。
彼は手際よく門番の服と財布を奪い、騒ぎを聞きつけた衛兵たちから身を隠すため、門の影に移動した。
「賊はどこだ!」
「くそっ、まさかもう中に!全員に伝えろ!緊急事態だと!」
ミノタウロスたちが焦りの浮かぶ声で口々に言い、去っていく。
「──腹が減った」
財布にある金がいくらのものかはわからないが、少なくとも小腹は満たせるだろう。
幸いにも服についていたフードで顔を隠した彼は屋台を見つけると、財布を取り出し店主に金を払った。通貨の単位がわからなかったので、とりあえず一番大きな硬貨を渡す。
「お待ち!お客さん、暑いのにフードなんか被って、風邪かい?」
「ええ、まあ」
そっけなく答え、彼は物陰に移動した。買った料理は薄切りに肉の入った麺類のようなもの。
出汁と塩気がちょうどよく、彼の腹を満たした。
「ふう……」
腹が膨れた彼は、自分以外の人間を探すため、歩きはじめた。




