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呼応  作者: 師走
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42/43

42

爆弾魔のお兄さんが

嘆息していたので

私はためらいがちに

悩み事ですかと聞いた

すると彼は首を横に振って

違うんだ、なんとはなく悲しくて、と言った

なるほど、なぜ悲しいのか、言語化できないんですね

私が頷くと

彼はげっぷをした


爆弾魔のお兄さんが提げているバッグは

中国製の偽ルイヴィトンだったが

私も彼もまさか偽物だとは気がつかなかった

お兄さんは突然に歯をカチカチ鳴らして

不安が大通りをやって来る、と言った

あなたは自分が不安感に襲われるのではないかと不安に思っているわけですか

私が聞くと

彼はげっぷをした

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