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最強チートの持ち腐れ  作者: 三波 秋弘
異世界での生活
8/43

ダンジョン

「各自、慢心せずダンジョンを進むように」

城に戻った後俺らはダンジョンを攻略する訓練を受けていた

ダンジョンは帝国が捕まえた魔王が寿命で死ぬ際各地の地下に魔力で作ったものらしい、最下層には転移属性石と言われるものがあるらしくそれに魔力を流すとそのダンジョンに転移できるという

何故帝国だけが使えるようにしなかったのは謎、そのことから王国が攻略したものは王転移そして帝国が攻略したのは帝転移と呼ばれるらしくどちらも攻略していないのを中立転移と呼ぶらしい

俺らが来たのは1番王国に近いところで1度は攻略されたものを中立転移に戻した、出るモンスターもゴブリンなどの比較的弱いモンスターだそう

「じゃあ、行くか」

俺は肩掛けの鞄に回復薬と魔法の発動に必要な魔力を回復する魔力薬とランタンが入っている

シーカーという事もあり俺が前を歩き事もそれに橘や桐生そしてなろう主人公の佐藤拓郎

そのヒロインの愛想の悪い西村は武闘家、クラス委員長の中田はバッファー

心の中で舌打ちして頭を軽く振る今後のあいつらのテンプレが起きるのだろうと嫌気が指したのだ

「やっぱ石造りなんだなダンジョンって」

橘の声がこだました、ああと返事すると何かがいる気配がする

「いるぞ、気をつけろ」

短剣を抜き構える、桐生は先端にランタンをかけた杖を前に出し見えやすいようにした

気配的には3匹、まだ2階層だからゴブリンだろう

「探索、橘この短剣に攻撃力上昇とブーツに移動速度上昇。桐生は俺がやばくなったらバフかけろ、俺が前に出て戦うやばくなったら橘頼んだぞ」

「神よ我が剣に力を与え勝利を、早き者の力をかの者に」

腰を低くし気配に近づく、暗く探索で赤く光るモンスターしかみえない

「隠密」

1匹のモンスターに背後から近づき心臓らへんに短剣を突き刺す、ギヤッと短い断末魔を上げると力なく倒れた顔から見るにゴブリンだ

「ギヤァーー!」

気づかれたのか叫び声が聞こえると赤い光が消えた

「なっ!?」

突然のことで動揺し声が出る、少し距離を置いて桐生たちが近づくのを待つ少しの光でもあれば戦えるが…

昨日のアリサの戦いでなんとなくの戦い方はわかるしダンジョンに来る前にモンスターの弱点も教わった絶対に負ける要素はない

「ぐぁ!くそっ!」

言っているそばからゴブリンの棍棒が肩を殴った、その方向に短剣を滅茶苦茶に振るが当たった感触はない

「桐生!!!明るさ補正みたいなのあるか?!!」

「ああ!!だか少しの時間だけだぞ!!」

「いいからかけろ!!」

「ライト」

その言葉が聞こえるやいないや眼前の状況が理解できたゴブリンが飛びかかり棍棒で殴ろうとしている瞬間だった

飛んだゴブリンの腹部に短剣を突き刺し地面に叩きつけ心臓を抜き一突きし最後の1匹に切り掛かるが光が消えた、桐生の光魔法が消えたのだ

だが、いる位置は覚えた

「一閃斬り!!」

俺の唯一の攻撃スキル、大抵の人が使える応用の効く有能スキル。

ごとっ、と言う何かが落ちる音が響く

「いよっしゃー!!!!」

初の戦闘に勝利し、短剣を収め橘達の元へ戻るがふらつく足を支えるために壁に寄りかかる。ゴブリンの一撃でこうもなるとは…

「ヒール」

回復魔法をかけその場に座り込む、回復薬は回復魔法よりも回復量が多いピンチの時だけだ

「大丈夫か?呉島ー?」

「ああ、なんとかな」

手のひらをプラプラと振り居る位置を知らせる、桐生は短く呪文を詠唱すると傷が癒される。中位回復魔法だろう

「そうすぐに使うな死にかけた時に頼む」

「早くしてくれない?進みたいんだけど」

「あ、すいません…」

西村はこちらを睨み進んだ、勝手に進むんなら聞く必要ないじゃん

まだ佐藤にもツンデレならわかるがあいつにはデレデレとか流石にキモい

「あんなヒロインはいらねーわ」

言葉を吐き捨て進む、佐藤達がモンスターをあらかた狩っていたので1匹もでなかった

「じゃあ、ここで休憩しよっか」

佐藤達は少し開けた場所に入ると地面に腰掛けた、俺らもそれに習い座る。

鞄からグロッグを3丁とUMPを出しマガジンに弾を込める

「明らかモンスターの量が増えた、やばくなったら使え」

グロッグを収めてセーフティを外す、佐藤は立ち上がり何も言わず進んだ。休憩終わるの早すぎやしませんかね

UMPに付けたライトで辺りを照らすとゴブリンが数体現れた、咄嗟にトリガーを引くと空薬莢が転がった

すると転がる音に気づいたのか赤く光る双眸が辺りに爛々と光る

「ひっ…」

その異様な光景に声を出す、だが

「光よ全ての敵を薙ぎ払え!ライトニングランス!!」

佐藤が呪文を詠唱すると眼前に光る槍が出現し敵を一瞬にして消し去った、暗いダンジョンに一筋の光が射しその石レンガが見える鮮血に彩られ水滴が滴る音が聞こえる

ま、まさか、うちのクラスか?!

だがそこにあったのはクラスメイトの死体ではなく今にも生き絶えそうな兵士だった

「大丈夫ですか??!!」

「だ、め…だ、来る…な」

兵士はそういうと生き絶えた、来るな?どういう事だ?あたりの死体を見るに大半の死因は剣による惨殺、多少傷の少ないものは剣が擦り出血多量だ

「剣を使うモンスター?って事はソードリザード?でもこの階層ではでないはず…」

ソードリザード、剣を持ったトカゲ人間みたいなの。新米冒険者の最初の難関らしい

「おい!呉島!こっちに穴があるぞ!」

橘はランタンを掲げその穴を照らした、中には洞窟があり中は大した広さはないが色々な所へ伸びる道がある

「こっからソードリザードが出てきて不意を突かれたのか、気をつけろよ」

ガラガラと何かが崩れた音が響く、地面が歪み重力に従い佐藤達が落ちる。

咄嗟に俺たちは穴に逃げ込み落ちずにはすんだ

まぁ、あいつらなら大丈夫だろうと済ませ耳をすます

洞窟から何者かの唸り声が聞こえるだがその中に剣が弾き合う音が響く、誰かいるのか?剣で戦ってるって事だから兵士達を殺したモンスターだろう

「行くぞ、中で誰か戦ってる」

音の聞こえる方へと走る、着いたのはランタンが壁に掛けられた小部屋を想像する部屋だった

「へへ、所詮()()もガキか」

「くそ!」

中にいたのは大男と少年だった、互いに睨み合い剣を構えているだが大男の剣は俗に言う大剣でそれに対し少年は質素な剣だが所々に刃こぼれがあり戦いの壮絶さを物語る

明らかに少年の方が劣勢でこのままではまずい、その場から走り出し大男にナイフで切りかかる

「風よかの者を守れ、エアシールド」

「なっ?!」

ナイフは何かに弾かれ俺の体は吹っ飛んだ、壁に打ち付けられ体中に激痛が走る

どこからか現れたのか黒いローブを着た女が魔法で攻撃を防いだ、名前から聞くに風魔法だろうか

咄嗟にグロッグを連射するも又もや防がれる

どうする?早くあの少年に加勢しなくては

「橘!まずはあの女を殺せ!!桐生はあいつにバフで援護!!!!」

「了解!全ての風を紡ぐ神よこの剣に力を与え給え!」

剣に緑の光が宿ると刃を中心に竜巻が舞う、女を一閃するたびに風が吹き荒れ風の盾を切り開くその開いた場所にグロッグを撃ち込むも

「ラウンドシールド!ウォータースピア!」

女はラウンドシールドで土の壁作りその壁の横から水の槍が幾つも作られこちらに飛んできた

どうする、ナイフにあのエアシールドを裂いたエンチャつければいけるか?

「それ俺にもくれ!」

「あいよ、全ての風を紡ぐ神よこの剣に力を与え給え!」

「頼むぜ神様」

後は神任せ、突撃しエアシールドを裂きグロッグを連射。女は避け杖を俺に向けた

「死を迎える紅蓮の炎よ」

まずい死を迎えるとか言ってるし完全に殺される

(死ぬのか?何もせずに。ならその体わしにあずけろ)

(頼む!!なんでもいいから死にたくない!!)

「よかろう。怨竜の鱗は我が鎧、怨竜の牙は我が剣、怨竜の双眸は我が眼球ドラゴンハート、ヴェノム」

なんだこれは

「力が湧き、血が滾り、獲物を殺しその恨みを喰らい全てを滅ぼす力を我に」

眼前が黒く染まり何も見えなくなった

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