第二十話 ひとりの力、みんなの力
いい話を書こうとして迷走するってよくある話ですよね?
多分次回かその次辺りに最終回です。
「まもなく、開演いたします。会場の照明が暗くなりますので、お足元にご注意ください」
体育館に、放送委員のアナウンスが響き渡る。
それと同時に、照明が暗くなる。
ステージの幕は下ろされ、会場の様子は伺えない。
【いよいよですね】
「ああ」
八坂は覚悟を決めたのか、さっきまでとは違い、凛々しい表情を浮かべていた。
「詩苑」
林堂先生に呼ばれ、振り向く。
「そろそろ始めるぞ」
「分かった」
八坂に「がんばれよ」と小さく言ってから、その場を離れる。
舞台袖の一角。床に広げられた、絨毯のように大きな紙。
照明器具に照らされ、真っ白い表面が眩しく光を反射していた。
「下書きの紙はこっちだ」
林堂先生に画用紙を渡される。
「それに下書きをしろ。終わったらアレにそのまま書き写す。その後に色を塗れ」
「分かった」
傍にあった画架に、画用紙を置く。
鉛筆を手に取り、目を瞑る。
思い描く、景色。
でも、そこはなんにもない、真っ暗な景色だった。
「ふー・・・」
大きく息を吐く。
もう一度。目を瞑る。
その時、開演を告げるブザー音が、体育館を包んだ。
「始まるぞ」
俺の肩を軽く叩いて、林堂先生が言った。
ステージを見ると、そこには演劇部の部員が慌ただしく動いている。
最初は演劇部か・・・
「ん?」
よく見ると、演劇に使われる背景の後ろに、楽器を持った生徒たちがいる。
吹奏楽部か?
「最初は演劇部と吹奏楽部のミュージカルだ」
「あぁ、そういう事か」
背景で吹奏楽部を隠すってよく考えたな。
ステージが広いから出来ることだろう。
「あれ、八坂は?」
そこで、八坂の姿がないことに気づく。
吹奏楽部と一緒じゃないのか?
「八坂はこれの後だ。伏見と一緒に出る」
「そうなのか。・・・そう言えばさっきから碧が見当たらないな・・・」
「ん?ずっといるだろ」
「え?」
周りを見渡すけど、見当たらない。
どこにいるんだ?
「あれだ」
指を指されたところに目を向ける。
そこには声楽部が固まっている。
確かに声楽部にいるとは聞いたけど、女子の姿しかないぞ?
「あの髪の色が派手なヤツいるだろ?」
「ああ、あの子か?」
「あれが伏見だ」
「・・・」
何を言ってんだこの教師は。
確かに、身長は高いし、顔もどことなく似ている気がするけど、胸はあるしどう見ても女子だろ。
「あっ」
凝視していると、その子と目が合った。
すると、その子は大慌てで部長と思われる人の後ろへ隠れてしまった。
いや、身長が大きいせいで隠れきれてないけど・・・
ブーッブーッ
突然ポケットに入れていたスマホが震える。
「な、なんだ」
碧からのメッセージだった。
【女装なんかしてないから!】
「お、おう」
それはもはやしてると言ってるのと同じじゃないか・・・
「あいつも大変だな・・・」
「いいじゃないか。面白いし」
「あんたほんとクズだな・・・」
そう話しているうちに、ステージが賑やかになってきた。
一番初めのダンスシーンが始まったようだ。
跳ねるように陽気な音楽に、思わず足でリズムを取ってしまう。
演劇部ってあんな踊れんのか・・・
「見とれてないで、早く書け。時間が無くなるぞ」
「・・・そうだった」
思わず見とれてしまっていた。
俺は俺の仕事をしないとな。
「・・・・・・なんでだ・・・っ!」
演劇部と吹奏楽部のミュージカルが始まってから、四十分ほど。
俺は未だに構想が浮かべられずにいた。
今日まで色々な絵を描いてきた。
今日のためにと、毎日、それぞれ違う景色の絵を描いていたのに。
いざ描くとなると、手が止まってしまう。
まだ迷う頭の中で、本当にこれでいいのかという思いが、脳裏をよぎる。
誰かのために描くんじゃない。
自分のために描く。
いや、違う。
そんなの。ただの自己満足で。
人に見せるような絵なんかじゃない!
「詩苑」
俺を呼ぶ声に、はっと冷静になる。
「・・・ごめん。一回落ち着かせてくれ・・・」
用意されていた椅子に座る。
そしてステージを見る。
ミュージカルも、もうフィナーレに近付いていた。
「詩苑。焦るな。時間はまだある」
「・・・分かってる」
「あと、朗報だ。軽音楽部が飛び入りで参加することになった。ダンス部と突発コラボする。時間が伸びるぞ」
「・・・あぁ・・・わかった」
俺が気にしているのは、時間じゃない。
いや、時間もそうなのだが・・・
全く構想が浮かばない現状に、俺はイラついていた。
・・・ダメだ。冷静になれ。これじゃ思いつくものも思いつかない。
俯いたまま、考えていると、後ろから首筋に冷たいものを当てられ、驚いて振り向く。
【飲んでください】
八坂が水の入ったペットボトルを俺に差し出していた。
「・・・さんきゅ」
キャップをあけて一口飲む。
そういえばずっと水飲んでなかったな・・・
口と喉が潤う感覚に、心地良さを覚える。
【落ち着けそうですか?】
心配そうに八坂が言う。
「あぁ、なんとか」
すると、八坂は微笑んだ。
【よかったです】
そんな八坂の笑顔を見ていると、俺はいてもたってもいられなくなった。
椅子から立ち上がり、鉛筆を握り締める。
【シオンさん?】
いきなり立ち上がった俺に驚いたのか、八坂は目を丸くしている。
「やってみせるよ」
俺がそう言うと、八坂はさっきの笑顔に戻って、
【楽しみにしてます】
とだけ言い、この場を離れていった。
それを見送ってから、白紙の画用紙に向き直る。
「・・・ふー」
集中する。
そうだ。いつもと変わらない。
思い浮かんだ景色を、そのまま描くんだ。
「・・・くっ・・・」
鉛筆を握り締める手が震える。
頭ではわかっているのに、身体が動かない。
今更、何を怖がってんだ。
やるって決めたじゃないか。
なのに、なんで。
なんで動けないんだ。
「あー・・・もうっ・・・!」
「碧くん?」
ずっと画用紙とにらめっこしている詩苑を見て、イライラする。
じれったい。
「いつもみたいにさっと描いちゃえばいいのに・・・」
「・・・お友達?」
「そうです。今回の主役を任されたのに未だに一ミリも線をかけていないアレが友達です」
「ふーん」
自分から聞いてきたのに、興味無さげだなぁこの人。
「一言何か言ってきたら?」
「それは考えましたけど、今の僕の格好じゃ行くに行けないですよ」
「別にいいんじゃない?部活でやるように言われたって言えば。趣味でやってるなんて普通思わないよ」
「そういうことじゃないんですよ!見られるのが恥ずかしいんです!」
「碧くんは繊細だなぁ・・・」
「先輩が大雑把過ぎるんですよ・・・」
詩苑をずっと見ながら、話していると。
ステージの方から大きな歓声と拍手が聞こえてきた。
どうやら、ミュージカルが終わったみたいだ。
「一つ目の演目終わっちゃったよ・・・」
「んー、そんなに心配ならやっぱり何か言ってきたら?」
「・・・」
正直、行きたい。
何うじうじしてんの?ばーか!それでも男か!くらいは言ってやりたい。
でも、この人に見せるような格好じゃない状態で詩苑に見られるのは、嫌だ。
多分引かれる。めちゃくちゃ引かれる。
それで詩苑の創作のセンスが壊滅してしまうと・・・なんて思うと・・・
「碧くんそれでも男なの?」
・・・・・・・・・なんですと?
「友達が頑張ってるんだから、碧くんも頑張らないとじゃない?なのに恥ずかしいなんて理由で、碧くんは友達を見捨てるの?」
・・・・・・むかっ。
「・・・行ってきます」
「よく言った!行ってらっしゃい!」
なんでこう、この人は僕を乗せるのがうまいんだか・・・
でも、確かにその通り。
詩苑が困ってるなら、僕が助けないと。
僕は詩苑の、数少ない大事な友達だから。
「詩苑!」
「なっなんだ」
背後から大きな声で呼ばれ、驚く。
そんなに大きな声で喋ったらステージに聞こえるだろ。なんて思ったが、会場は既に軽音楽部とダンス部のコラボで熱狂しているようだ。
安心しつつ、振り向くと。
「何迷ってんのさ!」
「え・・・えぇ・・・」
女装した碧がめちゃくちゃ俺に怒鳴り散らしていた。
「いつもみたいに描けばいいじゃん!なに?本番だからって怖気付いてんの?じゃあ今までのコンクールとかはなんだったの?その時に描いた絵は本番の絵じゃなかったの?」
「そういう訳じゃ・・・」
「なら今回も大丈夫でしょ!?違う!?」
「っ・・・それは」
「詩苑は一人じゃないんだよ!!!」
碧に両肩を掴まれる。
「・・・そうか・・・!」
その瞬間。
俺は思い出した。
今日まで描いてきた絵を。
そして、描いているとき、俺が何を思って描いていたのかを。
「・・・詩苑?」
急に俯き、黙り込む俺を見て、碧が不安な顔をうかべる。
「碧」
「なっ、なに?」
ぱっと肩から手を離し、一歩下がる碧。
俺はそんな碧の肩をガシッと掴んだ。
「わっ!?いや、ごめん!さっきの痛かったりしたかな!?」
戸惑う碧を見つめ、言う。
「お前が友達でよかったよ。ほんと」
「・・・は?」
「そうだったな。ははっ。ようやく思い出した」
「ちょ・・・詩苑?」
急に笑いだした俺を見て、今度は少し怖そうにする碧。
「碧。ありがとうな。やっと絵が描けそうだ」
俺はそう言ってから碧を解放して、鉛筆を再度握り締める。
そして、一瞬目を瞑り、景色が浮かんだ瞬間目を開いて、紙に描き移す。
よし、いける。
そうだ。俺は一人じゃない。
やっと思い出した。
俺が描く絵は、俺だけの力で描いた絵じゃない。
それをやっと、思い出したんだ!
「・・・うそでしょ?」
まさかほんとに、僕の一言で、詩苑にエンジンがかかるなんて思ってなかった・・・
「上手くいってよかったね」
いつの間にか隣にいた明日原先輩は、満足そうに胸を張っている。
「よかったですけど・・・」
「けど?」
先輩に言われて、悩んだ。
先輩のおかげ。と言いたい気持ちを、こらえる。
それを言うのはいまじゃないかな。なんて思ったから。
「・・・なんでもないです」
「えーなにそれー」
「また後で言いますよ」
「・・・ならいいけど」
「いけるか」
「いまやってる!」
林堂先生に声をかけられ、それをノンタイムで返す。
手は動かしたまま、視線も動かさずに。
構図は碧のおかげで浮かんだ。
あとはそのまま描くだけ。
「時間はどのくらいある」
「あと少しで軽音楽部とダンス部が終わる。その次は声楽部と吹奏楽だ」
なるほど。
あまり時間はないな。
「あまり焦るな。吹奏楽が一番時間が長い」
「具体的にどのくらいだ」
「一時間だ」
長いな。
それなら何とかなりそうだ。
「下描きはもうすぐ終わる。終わったら紙に下描きを写して・・・色は・・・」
「色は後でいい。今は下描きを優先しろ」
「・・・わかった。でも、残ってる時間だと消しゴム掛けなんて出来ないぞ」
「それなら、下描きを写すんじゃなくて、映せばいい」
映す?
「上を見ろ」
そう言われ、天井を見上げる。
「・・・プロジェクターか」
「アレで下描きを紙に移す。色を塗る時に線が見えなくなるかもしれんが・・・わざわざ下描きを描き写すよりは早い」
よく考えたな・・・
つまり、下描きを終わらせたらすぐに色塗りに移れるわけか。
それなら、早いとこ下描きを仕上げねえと・・・
「五分くれ。下描きはそれで終わる」
「おう」
詩苑がやっと動いた。
正直、どうなるかと思っていた。
まあ、いらん心配だったが。
・・・あとはアイツらか・・・
美術室。
詩苑が五分くれと言ったので、俺はその間に用事を済ませる事にした。
その用事はこの場所にある。
扉を開けて中に入ると、見慣れた顔ぶれが、揃いも揃って深刻な表情を浮かべて各々椅子に座っていた。
「・・・どうだ?」
俺はそんな奴らに、ただ一言声をかけた。
「俺は・・・わかりません」
ポツンと呟くように零された言葉。
その言葉は美術室の静寂に簡単に溶けてしまう。
「・・・わからないってのは、何に対してだ?」
俺はその溶けた言葉を拾い上げ、零した本人に近寄る。
「気持ちに、整理がつきません」
そう言いながら、彼は頭を抱える。
「・・・そうか。お前らは?どうだ?」
その男子生徒から目を外し、周りにいる部員たちに問う。
答えは同じ。
目の前で頭を悩ませる彼と同じように、俯いただけ。
「・・・絵ってさ。どうして描かれるようになったと思う?」
俺はそんな面々に、さらに問いかける。
なぜ、絵は描かれ、残されるようになったのかと。
「これは持論だが・・・自分が見た景色だとか、体験した事だったり、まあ色んなものがあると思う。それを自分だけじゃなくて、他人にも共有したい。そんな気持ちを持ったお人好しが、絵を描き始めたと思うんだよ」
ゆっくりと、穏やかなトーンで話し続ける。
「・・・昔の絵ってさ。文明だったり、なにか大きな出来事だったりを描いているだろ?あれってさ、実際に見た人しか描けないだろ?そいつのもうそうでも無い限り」
俯いていた生徒達が、顔を上げて俺を見始める。
「お前らはさ、絵を描く時・・・いや、描き終わった時に、どう思う?自分が必死に描きあげた絵を見て、どう感じる?」
部員達が互いに顔を見合わせる。
「やっと出来た?なんか違うな?それとも、最高に美しいものが出来た?」
彼らは、どれだろうか。
大半の人は、一つ目のやっと出来た。なんて事を思うだろう。
「あー・・・よしじゃあこれだけ言っとく」
未だによく分からないと言った顔をしている部員達を見て、俺は単刀直入に言うことにした。
「やっと出来たなんて思ってる奴は、絵を描くのに向いてないだろうな。そのやっとが、苦しいものだったならの話だが」
「・・・まあ、何が言いたいかって話なんだが・・・」
彼らが息を飲む音が聞こえるような静寂。
それは一秒か、数秒か、それとも数分?
下手をすれば永遠とも思えるような間を置いて、俺は言い放った。
「お前らさ。絵描いてて楽しい?」
「・・・遅かったな」
「悪い。ちょっと立て込んでてな・・・」
下描きを描きあげてから、数分。
俺は林堂先生が戻ってくるのを待っていた。
「とりあえず、下描きは出来た。あとは・・・」
これをプロジェクターで紙に映して色を塗るだけ。
「ああ、任せろ」
下描きを描いた画用紙を林堂先生に渡して、一息つく。
ステージを見ると、軽音楽部とダンス部がアンコールに応えて最後の一曲をちょうど演奏し終えた所だった。
次は声楽部と吹奏楽部。
碧と八坂の番か・・・
「詩苑、準備が出来た」
「わかった」
水を一口飲んで、意識をまた絵に集中する。
一つの大きな劇場の舞台袖と同じような広さのある床に、俺が描いた下描きが投影された大きな白い紙が敷かれていた。
「思ってたよりもでかいな・・・」
実際に目にしてみると、大きい。
俺の部屋くらいの大きさはあるんじゃないか・・・?
「残った時間は一時間ちょっとだ。いけるか?」
林堂先生の問いに、俺はすぐに答えられずにいた。
この大きさの紙に、一人で色を付けるとなると・・・
「・・・正直、一人じゃ無理です。明らかに時間が足りない。複数人で役割分担でもしない限りは・・・間に合わない」
一人でやったとしても、せいぜい基本色を塗り終える程度だろう。
そこから彩度や明度、ぼかしなどの色調整をするのは・・・無理だ。
更に、描き終えたものを直ぐに壁に貼るとすると、絵の具を乾かさないとならない。
それは扇風機とかでなんとかなるが・・・少なくとも残りの時間じゃ無理だろう。
人数が足りない。
「一人じゃないなら、いけるのか?」
いきなり言われ、俺は戸惑う。
「・・・え、そりゃぁ・・・まあ・・・」
すると、林堂先生は後ろを振り返って言った。
「・・・だとよ。お前ら」
「・・・え?」
そこに居たのは、美術部員達だった。
「なんで・・・?」
「一人じゃ無理なら、全員でやるんだよ。一人はみんなのために、みんなは一人のためにって小学生の頃に習わなかったか?」
いや、それにしてもなんでいきなり・・・
「鳴瀬」
俺が困惑していると、先生の真後ろにいた男子部員に話しかけられる。
「な・・・なんだよ・・・」
すると、突然その男子が頭を下げた。
「ちょっ、はあ?」
「今まで・・・すまなかった・・・!」
唐突な謝罪に、更に困惑する。
「えぇ・・・」
「俺は・・・今まで鳴瀬のことをちゃんと見てなかったんだ・・・っ!本当に・・・ごめんっ!」
「・・・どういうこと・・・なんだ・・・」
「こいつはこいつなりにケジメをつけたんだよ」
「いきなりそう言われても・・・」
過去に色々と言われたりしていたのに、いきなり今日謝られて、よし許すと言えと?
いやぁ・・・それはなぁ・・・
「頼むっ!今までの罪滅ぼし・・・いや!これからのために!俺達に手伝わせてくれ!鳴瀬の絵を一緒に描かせてくれ!」
彼がそう言ったのと同時に、ほかの部員達と俺に寄ってきて、
「俺も、ゴメンな・・・」
「今までホントにごめんね・・・」
と、各々俺に謝罪の言葉を伝えてくる。
「ぐっ・・・」
そこまで言われると・・・
「詩苑、さっき伏見に言われたこと忘れたのか?」
「うっ・・・」
詩苑は一人じゃない!
碧に言われた言葉が脳裏を過る。
・・・・・・あーもう。
「わかったよ・・・やるからには絶対完成させるからな!」
俺がそう言うと、男子部員は顔を上げて笑顔になった。
「ほ、本当に!?いいのか!?」
「その代わり!色の指定は全部俺がやる。というか、全部の指示は俺が出す。それでもいいな?」
「もちろんだ!」
そうして、俺たちは部員総出で絵を仕上げることになった。
林堂先生がどんなことを言ったのかは分からないが・・・
少なくとも、彼らの気持ちは本心だということはよく分かった。
なぜなら・・・
「あー、あとさ・・・みんな」
作業を始める前に、部員全員に声をかける。
みんなが俺を見る。それを確認して、俺は言った。
「・・・ありがとな。あと、俺もごめんな」
こうやって人に感謝の気持ちを伝えれるような気持ちになったから。
続
今回もおつかれさまです。
鈴ほっぽです。
さて、次回はいよいよ大詰めと言ったところで、碧くんと八坂ちゃんが活躍します。
詩苑くんは一体どんな絵を完成させるのか、乞うご期待と言ったところです。
では、次回もお楽しみにしていただけると幸いです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。




